じぶん更新日記

1997年5月6日開設
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【インドネシアその33】ジャワ島の海岸と津波対策?
 インドネシア旅行中、ジャワ島北東部の海岸沿いを通行した。インドネシアは島国であるが、間近に海が見えたのはこの時と、あとジャワ島からバリ島までフェリーで移動する時の2回限りであった。

 海岸沿いではマングローブが生い茂る地域と、写真のような普通の海岸という2つのタイプがあった。満潮のせいなのか、道路のすぐ下まで波が打ち寄せていた。

 若干気になったのは、大地震の際の津波対策である。3枚の写真いずれにおいても防波堤はごくシンプルで、大津波が来ればひとたまりもないように思われた。念のためChatGPTに、

インドネシアはたびたび津波の被害を受けていますが、ジャワ島とバリ島は比較的被害を受けにくい島と言ってよいでしょうか?

と尋ねたところ、以下のような回答をいただいた。

インドネシアは環太平洋火山帯(いわゆる「リング・オブ・ファイア」)に位置しており、地震や津波が多発する地域です。その中でも、**スマトラ島やスラウェシ島、パプア地方の沿岸部**は、歴史的にも大規模な津波の被害をたびたび受けています。

### ジャワ島とバリ島は「津波被害を受けにくい島」と言えるか?
**結論としては、「比較的」被害を受けにくい側面はあるが、決して「安全」とは言えない、というのが正確な表現です。**


### 比較的被害を受けにくい理由
  1. **大きなプレート境界からの距離:**
    • 巨大地震が頻発する\*\*スマトラ西岸の「スンダ海溝北部」\*\*に比べると、**ジャワ島やバリ島の沿岸(特に南岸)は、それよりもプレート境界からの距離が遠い**。
    • そのため、スマトラ沖のような**巨大津波を引き起こす直下型地震のリスクはやや低め**とされます。
  2. **海底地形と陸地の形状:**
    • バリ島やジャワ島の南岸は**海底が急深で、津波エネルギーが分散しやすい**とされる地域もあります(ただし全域ではない)。


### それでも安心できない理由
  1. **ジャワ南岸沖にもスンダ海溝が続いている:**
    • スンダ海溝はスマトラ沖から**ジャワ南方を経て、バリ沖・ロンボク沖に至る**長大な沈み込み帯です。
    • この**ジャワ・バリ沖でも「メガスラスト地震」(M8級)の発生が懸念されています**。
    • インドネシアの地震学者の中には、**「ジャワ島南方は大地震の空白域で、今後大津波のリスクがある」と警告している人もいます**。
  2. **過去にはジャワ・バリも津波被害を受けている:**
    * 例えば:
    • **2006年7月のジャワ島中部沖地震**(M7.7)では、**津波により600人以上が死亡**。
    • * バリ島南部でも、小規模ながら過去に津波の被害が報告された事例があります。
  3. **住民・観光地の集中:**
    • * ジャワ島やバリ島は人口密集地・観光地が多く、**いざ津波が起きた場合の被害は甚大になる可能性**があります。


### まとめ
| 観点 | ジャワ島・バリ島の特徴 |
| ------- | ----------------------------------- |
| 津波被害の頻度 | スマトラ西岸などに比べて「やや少なめ」 |
| 津波の可能性 | スンダ海溝の延長線上にあるため**常にリスクあり** |
| 安全性 | 相対的に見ればやや被害が少ないが、**決して安心できる地域ではない** |

もし「津波の被害を比較的受けにくい島はどこか?」という観点であれば、\*\*カリマンタン島(ボルネオ島)\*\*など、**プレート境界から離れた島々の方が、津波のリスクは一般的に低い**と考えられます。

2025年08月7日(木)




【連載】あしたが変わるトリセツショー「心臓」(3)

 8月1日に続いて、2025年5月15日に初回放送された、

心臓の取説★衰えている人続出&秘密はあの動き

についてのメモと感想。

 まず前回の日記に「野菜摂取などによるカリウム多めの食生活には血圧を下げる効果がある。」と記したところであったが、YouTubeの中には、カリウム多めといわれる豆乳の摂り過ぎに注意を呼びかけている動画もあり、適度な摂取量に留意する必要がありそうだ【定期的に血液検査を受けていれば大丈夫だろう】。

 放送の終わりのところでは、『予防編』が取り上げられた。といっても心臓自体を休ませれば死んでしまう。その代わりとして推奨されたのが『第2の心臓』と呼ばれる足のトレーニングであった。足の筋肉を鍛えることで筋肉の間にある静脈をぎゅうっと絞って血液が上がる。こうして心臓じゃない所のポンプが鍛えられるという。
 足を使うことはまた、心不全のもとになる血圧や糖の以上を改善する効果があるという。太ももやふくらはぎなどの筋肉から放出されるホルモンが血圧・血糖値の異常を抑え、心臓を保護してくれる。

 ということで単に「歩くだけ」でも有効。歩数の確保が難しい人の場合は、「ひざを前に出し、足を上げる」(=『足上げ歩行』)というように歩き方を工夫するとよい。さらに効果を上げるには少し早足で歩くことも大事。

 私自身は、これまでのところ血圧に異常はなく、心電図では毎回「反時計回転」と判定されているもののそれで寿命が縮まっているというわけでもなさそうだ。また、『予防編』で推奨されていたウォーキングについても日々実践している。毎日通っている半田山植物園(休園日を除く)は山の斜面があるため、坂道を上り下りすることで結果的に平地を歩くよりも足が鍛えられていると言えよう。