じぶん更新日記1997年5月6日開設Copyright(C)長谷川芳典 |
【小さな話題】『アンパンマンのマーチ』をめぐる2つの謎と『善人』の定義(2)書き換えられる前の「原詩」を探る 昨日の日記の続き。 今回は、『アンパンマンのマーチ』の歌詞が子ども向けに書き換えられた点について考察する。 書き換えの話題は9月24日放送のNHK朝ドラ『あんぱん』第128話に関連シーンがあり、そこでは歌詞の原稿を前にしてテレビ局の担当者と以下のようなやりとりがあった。
歌詞の書き換えの話は最終回、居間でのぶが嵩に「ウチのいちばん好きなあの歌を歌って」と言ったシーンにも出てきた。嵩は最初は書き換えられた後の歌詞で歌ったが、嵩が「たとえ 胸の傷がいたんでも」のところでのぶから「ごめん、もういっぺん最初から。嵩さんが初めに書いた歌詞、それがいい」と要望され、「たとえいのちが終わるとしても」と歌い直した。さらにのぶは、 ウチ、今よう分かった。嵩さんがこの歌に込た思い。...命はいつか終わる。でもそれはすべての終わりやのうて、受け継がれていく。アンパンマンの顔みたいに。やき、生きることは空しいことやないがよ。...ウチのこの命、嵩さんにあげるきね。と語っていた。 では書き直す前の歌詞はどんなものだったのか? 複数サイトから収集した情報によれば、歌詞で書き換えられた部分(但し1番と2番)は以下の通りであったようだ。なお以下では【 】の中に書き換えられる前のフレーズを示す。 以上についてChatGPTにこれが原詩であったかどうか事実確認を求めたところ、以下のような回答をいただいた。 とても丁寧に調べられていますね。ご提示の【 】内の部分は、「アンパンマンのマーチ」の**原詩(初稿)とされる内容**を、後世に伝わっている証言や資料をもとに再現した形に近いと思われます。ただし、次の点に注意が必要です。 ◆## 事実関係
◆## まとめ * ご提示の「原詩(【 】部分)」は、やなせたかしさんの証言内容と大筋一致しており、**事実にかなり近い再現**だといえます。 * ただし、公式に「これが原詩です」と公開されたものではなく、研究者やファンの間での**推定復元**に基づいています。 * したがって「間違いない」と断言はできませんが、方向性(=死や命を直接書いていた→子ども向けに和らげた)は間違いなく実話です。 さらに、実際に残っている やなせたかしさん自身の発言や著作 をもとに、どの部分が「確実に書き換えられた」と確認できるかを整理してもらった。 承知しました。では、実際に残っている **やなせたかしさん自身の発言や著作** をもとに、どの部分が「確実に書き換えられた」と確認できるかを整理しますね。
以上、昨日と本日の日記で、
といった疑問が残る。次回はこの点について考察する予定。 |