じぶん更新日記1997年5月6日開設Y.Hasegawa |
一昨日に蕾の写真をご紹介した桃の蕾が早くも開き始めた。 |
【思ったこと】 _00317(金)[一般]20世紀最後の秘境、“青く透明な大地ココシリ” テレビ東京系の「20世紀最後の秘境、“青く透明な大地ココシリ”」を見た。青蔵高原の標高5000メートルの高地。塩湖が多く、牧草類がまばらにしか生えないので放牧には適さない。結果的に最後の野生の王国になっているという。午前11時すぎになるときまって風速20m以上の強風が吹き荒れる。毎年2mmずつ隆起するというこの台地には温泉すら湧いている。現代の地球とは思えないような光景だった。 番組の後半ではココシリに隣接する草原で放牧を営む一家族の生活が紹介されていた。放牧というと羊やヤクと一緒に放浪する自由気ままな生活を思い浮かべてしまうが、実際には国に対して牧草地の使用料を払っているという。その額は羊毛の売り上げ1万元のうち9000元にものぼるとか(番組では、羊の肉を売ることによる別収入があるとの字幕が出ていたが、これは中国政府に配慮したためだろうか)。このほか、牧草地には別の放牧民が「侵入」してくるため、これを追い払わなければならない。また、上に述べたココシリでも第一級保護動物の密漁があり、密猟者との銃撃戦で犠牲者も出ている。天上の楽園にはほど遠い、俗世間の醜い争いがここにも持ち込まれているのは残念なことだ。 若い頃、ネパールヒマラヤトレッキング、インドヒマラヤトレッキング、中国シルクロード、旧ソ連中央アジア諸国...と、この近隣地域をいろいろ旅行したことがあったが、今回紹介された風景自体はむしろ、昨年夏に皆既日食見物に行ったイランによく似ていた(関連記事はこちら)。そういや、イランに行く時には、ココシリのすぐ北側の上空を通過しているのだった。緑が生い茂った里山や田園風景は地球全体で見るとむしろ珍しい。本当はココシリに映し出された景色のほうがよっぽど「ありふれた景色」なのかもしれない。 |
【ちょっと思ったこと】
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【今日の畑仕事】
多忙につき作業できず。大和農園の通信販売の「甘っこトマト」、「スーパーバイカラーコーン」、「キングローゼ菜豆」、「緑の鉄人」を注文。 |
【スクラップブック】
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