【ちょっと思ったこと】
- さよならウルトラランキング
このページに来られる方のリンク元(アクセスログではない)について有益な情報を提供してくれていたウルトラランキングが、無料サービスを終了することになった。これに伴い、この日記からもウルトラランキングのバナーを外すことになった。また、このバナーをつけているために不具合を生じる読者の方々のために、これまでバナーを外した「ウ抜き版」を別途アップしてきたが、その必要がなくなったので本日をもってこれを廃止させていただいた。ウルトラランキングによるリンク元についての最後の解析内容は近日中に報告する予定。
- 有珠山噴火報道に思う
午後は、有珠山噴火の特別番組を見ながら自宅(東京)の室内整理。民放系の一部の番組では大げさな表現のほか、有珠山の観測に直接携わっていない火山専門家、あげくのはては芸能リポーターまでもが、中継画面を見ながら好き勝手なことを言っているのはちょっと問題であるように感じた。
この種の自然災害報道では、とにかくデマを流さず、事実と、現場で責任をもって観測活動を続けている専門家のコメントだけを尾鰭をつけずに伝えるべきだと思う。もちろん公的機関のほうも予想が外れた時の批判を覚悟の上で、起こりうる危険についてできる限り具体的な可能性を細かく伝える責任がある。起こっても起こらなくてもどちらにもとれるような予報はけっきょく信頼性を失い、そのことがいろいろな憶測の原因となる。
このところ、予知連の公式見解に代わって、岡田弘・北大教授のコメントがたびたび伝えられるようになった。岡田教授が有珠山噴火研究の権威であることは確かだが、一火山学者としての御研究なのだろうか、それとも国や自治体から調査を委嘱されたのだろうか、ヘリコプターから調査されているところを見ると、どうみても科研費ベースの御研究には見えないけれど。いずれにせよ、噴火活動は最低でも数ヶ月は持続すると言われている。万が一、岡田教授が体調を崩された時は、どこでフォローするのだろうか。ちょっと不安になってくる。
今のところ有珠山噴火による人的被害が無いのは幸い。この噴火のとばっちりで一番被害を受けたのは自由党の小沢党首かもしれない。連立政権からの離脱を口にされているそうだが、小選挙区制度のもとで自由党が与党間の選挙協力なしに議席を増やすことは到底不可能。党首会談で主張に理解が得られたとして離脱を「思いとどまり」、自党の存在をアピールする狙いがあるように深読みせざるをえないが、有権者の関心が噴火のほうに向けられてしまえば、独り相撲に終わってしまう恐れがある。
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