じぶん更新日記1997年5月6日開設Y.Hasegawa |
ベランダに夏中出しておいた観葉植物を室内に取り込む。右手のベンジャミンなどは結婚前に妻が挿し芽から育てているもので、樹齢18年以上。これを含め、高さ2mにもなるパキラ、セローム、ヤシ類などがあり、まるでジャングルだ。 |
【ちょっと思ったこと】
ヨーコ・オノ 12/8の22時からのNHK教育・地球時間「ヨーコ・オノの素顔」を見た。詳しい経緯は聞き逃したが、昨年秋にイギリスのTV局がインタビューしたものにいくつかの映像をアレンジした日本版のように見受けられた。 私が中学・高校の頃のヨーコ・オノと言えば、カッと見開いた目と太い眉毛それに長い黒髪というイメージが焼き付いてしまっていたが、登場されたのは、町中でよく見かけるような叔母様といった印象。先頃逮捕された○信○子の写真を見た時と同様、時の流れを強く感じさせられた。じっさい、この方は1933年生まれだとか。とすると私の母親より5年ほど若いだけ。大学教員で言えば、停年を迎えて2年ほど経ったお年に相当する。 ヨーコ・オノさんが喋る英語は決して流暢とは言えないが、英語そのもので考えそれをダイレクトに言葉で表しているという感じだった。ダライ・ラマの喋り方ともちょっと似ていた。どちらも、文法が間違ったら恥ずかしいなどと気後れせず、これが私の英語だと、自信をもってしゃべっておられるうに見えた。 番組のタイトルは「ヨーコ・オノの素顔」となっていたが、生身の人間だったら、たまには弱音を吐いたり愚痴をたれたりすることもあるはずだ。当然と言えば当然だが、番組に登場したのはあくまで外向きの顔。弱さを隠しているようにも見えた。 |
【思ったこと】 _01208(金)[教育]生涯教育は難しい 自治体主催の生涯学習大学「○○講座」の1回目を聞きに行った。半年ほど前にこの講座の最終回の担当を依頼され、大学の地域社会連携の重要性が叫ばれていた時期でもあり二つ返事で引き受けてしまったが、その後送られてきた日程表を見ると、他の回には体験学習や、県内では名の知られた職人さんの講演なども入っていて、私の分だけひどく場違いな印象を持った。そこで、講座全体の流れと受講生のニーズを知るために特別に聴講させてもらった次第である。 平日の午後ということで当然と言えば当然であるが、受講生の大部分は戦前生まれの方。予想外に数が多かったのは受講料が全回通じて500円と、大学の公開講座の1/10以下に抑えられていたせいかもしれない。一部の私学で問題となっているような私語はなく、また居眠りをする人も少なく(→途中で居眠りしてしまったのは私だけかも)、講師の話を熱心に聞き入っていた。大学の授業と違って、この施設の所長さん、課長さん(?)、コーディネータも陪席しているので、それなりの緊張感が漂う。 この種の生涯学習講座を聴いたのは今回が初めてであったが、大学の教養科目や総合科目とは、受講生のレベルも達成目標もニーズも異なる。大学で話している内容をコンパクトにまとめただけではあまりインパクトが無いように思えた。 先日、岡大で行われた全学シンポジウム(11/23の日記参照)では
いずれにせよ、これまで私が描いていた「生涯教育」はかなり抽象的なレベルにとどまっていた。せっかく聴講を許可してもらったことでもあるので、これを機会に、受講生が何を求めているのか、どういう情報を提供することに価値があるのか、受講を重ねるごとにどう変わっていくのか、などを把握させていただこうかと思っている。 |