じぶん更新日記1997年5月6日開設Y.Hasegawa |
岡山では元旦も1/2も朝のうちは雪雲が垂れ込めていて日の出を見ることができなかった 。1/3の朝も東の空には低い雲が出ていたが、空全体は晴れ渡り、やっと「初日の出」を迎えることができた。 |
【思ったこと】 _10102(火)[一般]新年にあたって(2)気楽な環境で精一杯頑張るというライフスタイル お正月を迎え、新年の決意などを少々。今年から来年にかけては、私的にも公的にもできる限り多くの機会を利用して、海外に出てみたいと思っている。このように望むのは、1つには、これ以上歳を取ってからではもう遅いという個人的な事情もあるが、定削に絡む停年退官ポスト補充凍結などの関係で、2年後からしばらく学内での校務負担が増え、海外には出づらいであろうという事情も大きな理由となっている。 海外に出るにはそれなりの準備が必要となるが、私としてはむしろ「気楽な環境で精一杯頑張る」というスタイルをとっていきたいと思う。 「気楽な環境で精一杯頑張る」というのは「大きな目標を立ててその達成に向けて日々努力する」という人生とは異なるスタイルをとるという意味だ。確かに目標を立ててそれを実行するのは尊敬すべき生き方であるとは思うけれども、その目標自体に誤りを見出した時には取り返しのつかないことになる。また、その目標を達成するためには、より小さな到達点を定め、それをクリアするためには自分自身を嫌悪的に統制していく必要があるのだが、受験生や金メダルを目ざすスポーツ選手ならともかく、私の年齢ではそのスタイルはあまりにも堅苦しすぎる。もっと気楽な環境でも生産的な活動ができるのではないかと思っている。 では、どうすればよいのか。
このスタイルはまた内山節氏の時間論に根ざした生き方(2000年の12/3の日記)とも明らかに異なるところがあるが、「失われることのない、いまという時間を自在につくりだす自由」を保ちながら社会的責任を果たしていくことは現実には困難。 ま、言ってみれば、マロット流のGoal-Directedな生き方ほどには堅苦しくなく、内山節流の気ままな生き方ほど緩やかでもない、折衷案的な道を探るということになるかと思う。念のためおことわりしておくが、今回示したスタイルは私自身が選ぶものであって、他の人にオススメできるものとは限らない。10代から30代の方、あるいは生活が不規則で計画性に乏しいと感じる方は、マロット流のGoal-Directedなスタイルでセルフマネジメントをはかるべきだと思うし、高齢になられた方は、「失われることのない、いまという時間を自在につくりだす自由」を追求したほうが得るところが大きいと思う。 |
【ちょっと思ったこと】
16年前の葉書が届いたが..... 今年受け取った年賀状の中に、父親に宛てた差出人不明の葉書があった。投函されたのは昭和60年(=1985年)の8月14日、ポストカプセル2001という透明の封筒に入れられてあった。 葉書には、父親のほか、母親や祖父についての記述があったが、今は皆お墓の中に居る。父のことを「先生」と呼んでいることから父の教え子の方から差し出されたものらしいが、さて今はどう過ごしておられるのだろうか。 そういえば科学万博の時には2001年に宛てて郵便を出す企画があった。今回の分は会場から投函されたものであったが、このほかに、全国どこからでも厚紙の封筒に入れて科学万博宛てに投函し、21世紀になってから配達してもらうという企画もあった。 あの時は確か夫婦でも自分たちあての封書を投函。住所がいろいろ変わることを想定して研究室気付にしておいたので、そこの教室の方が気を利かせて回送してくれればいずれ私たちのところにも届くはずである。あの時、妻のお腹にいた息子はいまは中3となっている。 このほか某研究所のスタッフや研究員たちで寄せ書きした封書も投函した。そこには、21世紀に国鉄(当時の名称)の東京〜大阪間の運賃がいくらになっているか(私は確か10万円と書いたはず)、1ドルがいくらになっているか(確か160円と予想したはず)、日経平均株価がいくらになっているか(これも10万円だったか?)などが記されていたはずだ。うまく回送されてくるとよいのだが.....。 |