じぶん更新日記1997年5月6日開設Y.Hasegawa |
1/24朝の日の出(7時19分撮影)。元旦の頃に比べると、方角が東南から東よりになってきたことが分かる。写真右は、1/2の7時29分に撮影のもの。 |
【思ったこと】 _10123(火)[教育]21世紀の大学教育(1)カリキュラムに求められる大学の教育力(1) 東京・八王子の大学セミナー・ハウスで行われた大学教員研修プログラムに参加した感想を書こうと思う。じつは、この研修は10日ほど前に行われたものだが、他の行事や、日記ネタ山積のため、執筆をついついprocrastinateしてしまった。備忘録を兼ねて日記を執筆している私の場合、これは精神衛生上あまりよくないことだ。といって、日課の枠を崩してまで執筆時間を延長するのも好ましいとは思わない。1月のように、後期授業のまとめ、修論査読、卒論執筆指導など膨大な仕事を抱えているなかでは、バランスをとることはなかなか難しい。 さて、研修ではまず大学セミナー・ハウスの館長から「大学の教育力〜カリキュラムに求められるもの〜」というメインテーマについて基調講演があった。その中では
続いて、4人の先生からの話題提供があった。最初の話題は、「個性的なカリキュラムをめざして」というテーマで、最近、短大から四年制大に改組された大学の学長から、設置認可にあたって克服しなければならなかった諸問題が語られた。 この大学で新しく設置された「国際文化学部」では、新しく、協働という理念が打ち出された。これは一言で言えば「一緒に働く」ということであり、英語では「service」を当てはめている。従来、この種の学部の理念としては、「異文化理解」や「共生」がキャッチフレーズに含まれることがあった。しかし
この大学では、イギリス、ネパール、ミャンマーなどでの一カ月の海外フィールドワークを義務づけているという。といっても、大学の公的な学外研修として実施する場合には、あまり危険な活動には参加させられない。実態は現地の日本語学校で教育補助を行うという内容だったが、それでも、パッケージツアーや議員団の視察とはワケが違う。学生にとっては貴重な体験になるようだ。ここでは、学術知に加えて、「体験知」や「経験知」を身につけることができる。余談だが、「けいけんち」という言葉を聞いた時、私は最初「経験知」ではなく「経験値」を連想し、RGB型のビデオゲーム用語がとうとう大学教育に登場するようになったかと思ってしまったが、どうもそうではなかったようだ。 このほか、学生側の学ぶニーズに合わせて、2年制(短大)、4年制(通常の四年制学部教育)、6年制(学部・院一貫)という3タイプのカリキュラムを用意しているというところにも特色を感じた。長くなったので、次回以降に続く。 |
【ちょっと思ったこと】
|