じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典

12月のインデックスへ戻る
最新版へ戻る

[今日の写真] 継続的にウォッチングを続けている岡大事務局(旧・日本軍司令部)。残された部分は、どうやら コロで写真の左後ろのほうに移動するようだが、途中で崩れることは無いのだろうか。


12月20日(金)

【ちょっと思ったこと】

高校駅伝解説予定者の口癖

 12/21朝7時半頃に雨の中、ちょっとした用事で車を走らせた。外は薄暗く、たいがいの車はライト(スモールライトを含む)をつけていた。冬至が間近とはいえ、7時半でこんなに暗いのは初めてだった。

 運転中にNHKラジオで、明日(12/22)に行われる全国高校駅伝の見所が語られていた。アナウンサーとからの電話インタビューの中で、質問に答えるたびに解説予定者が「そうですねえ」を連発していることに気づいた。この解説予定者は英語の「Well,....」という意味と「Yes.」の両方の意味で「そうですねえ」を使っておられた。内容そっちのけで、何回ぐらい「そうですねえ」を使うのか、そればかりに注意が向いてしまった。なぜそんなに気になったかと言うと、→→→




候補者名の書き間違いについての判断

 12/20の朝日新聞によれば、岡山県選管は19日、今年10月におこなされた牛窓町町議選で同数得票でくじ引きによって落選した篠田澄江候補の申し立てを認め、山本史郎町議の当選を無効とする裁決を行ったという。山本氏が県選管の処分取り消しを求める訴訟を高裁に起こさなければ、失職が確定するという。

 この話題は10/9の日記で取り上げたことがあった。当時の新聞記事によれば、この選挙では、山本史郎氏、および山口光明氏、木下一郎氏の3候補の氏名を間違えたと見られる疑問票4票があった。選管は、このうち、「山本一郎」と書かれた2票と「山口史郎」と書かれた計3票を山本史郎氏の得票に、また「山本光明」と書かれた1票は山口光明氏の得票とした。なお、これ以外にも、野口勝、井上勇両候補を混同したと見られる「野口勇」1票があり、こちらは無効票として処理されたという。もし、山本史郎氏に得票に含まれる疑問票が無効と判断されれば、そもそもくじは行われず、異議申し立て候補者が代わりに当選したはずであった。

 その時の日記に書いたように、選管のロジックは、4文字中3文字が一致しているかどうかということらしい。一方、異議申し立て候補者は、野口勇票を無効にした基準と山本史郎氏に加えた疑問票の判定基準が一貫性を欠いていると主張しているようだ。確かに、4文字中3文字と3文字中2文字では、前者のほうが一致率は高いと言えるが、これでは、氏名の文字数の少ない候補は不利益を被る恐れがあった。

 山陽新聞記事(但しキャッシュ)によれば、
裁決の理由は、山本氏の有効票とされた一票は「山本明」と記載されており、名の字数が異なり、音も山本氏の「しろう」と類似性が乏しく、牛窓町選管の判定とは異なって「無効投票と認めることが相当」と判断した。
とある。上記の朝日新聞記事では「山本明」と書かれた疑問票の話は無かったはずだが、どこに間違いがあるのだろうか。

 一般論として、氏名の類似性は、文字の重複度だけでなく、姓の類似性にも左右され、客観的な基準に基づく判断は難しいと思う。この点、判定基準の個別の妥当性ではなく、「判定基準が一貫性を欠いている」という理由で異議申し立てを行った点は、ロジックとしてすぐれていると思ったが、裁決でこのことが根拠になったのかどうか、いまひとつ分からなくなってきた。











解説予定者のお名前が宗茂・旭化成監督だったから。姓名をネタにしたジョークはネームハラスメントの批判を受けかねないので慎重であらねばと思いつつ....、明日の解説で何回「そうですねえ」が連発されるか、ついつい気になってしまう。