じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典

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[写真] 文学部西側にある梅の蕾がだいぶ膨らんだ。このすぐ南側には昨年春に駐車場が設置された。当初抜き取られるのではないかと心配したが、何とかスレスレのところで残してもらえた。


2月9日(日)

【ちょっと思ったこと】

原因が分からない

 岡山県の西粟倉村で行方不明になっていた幼い姉妹が、母親の実家から2kmほど離れた東粟倉村の山中で遺体となって発見されたという。あくまで誘拐などで連れ去られたのではないという前提の上での話だが、あの寒い雪の中で一体なぜあんな遠くまで行ってしまったのだろうか。

 警察としては、事件性が疑われなければそれ以上の捜査は行わない。おそらく「山林に迷い込み凍死」として処理されてしまうのだろうが、なぜ山林に入ったのかが解明されない限り、ご遺族も関係者の方々も気持ちの整理がつかないのではないか。

 悔やまれるのは、初期の捜索範囲だろう。警察犬やレスキュー犬を使って嗅覚を頼りに足跡をたどればあるいは救出できたのではと思ってみたりする。




青い光のスジ、本日も確認

 2/10の早朝はほとんど快晴だったが、天頂付近にちょっぴり薄雲がかかっていた。昨日と同じ6時ジャストに空を見上げていたところ、かすかではあるが天頂付近に青いレーザー光が映っているのを確認することができた。位置が天頂付近にずれていたのは雲の高さによるのだろう。

 雲が低い時には北東寄り、雲が高いと天頂寄りで反射するということから、アパートから北東側に位置する岡大工学部、さらには岡山理科大あたりが発光源である可能性が一段と高くなった。どなたか情報をいただければ幸いです。

【思ったこと】
_30209(日)[心理]自然とかかわるセラピー(3)いよいよ発表の日を迎えたが

 学長裁量経費によるプロジェクト「自然と人間との共生」の研究会がいよいよ2月10日10時から開催されることになった。私自身は8時40分から10時10分まで教養科目の最終授業(試験)があるため途中からの参加となる。人文系の教員が「自然と人間」についてどのような考えを表明するのか、大いに興味がもたれるところだ。

 さて、私自身の話題提供だが、「30分講演+30分質疑」という設定の中では、話の内容も限られてくる。基本は2/6に示した方向で良いと思うが、もう少し、到達点を明確にしておく必要がありそうだ。
 まず、演題が「自然とかかわるセラピー」となっているので、「自然」、「セラピー」、「かかわる」についての概念を明確にしておく必要がある。自然については

いくつかの写真を提示し、自然にもいろいろある。我々がふだん「自然とふれあう」と言う時の「自然」は、じつは人間が作った自然環境にすぎない。

でよいだろう。

 次にセラピーだが、ここからはこちらの論文の要約紹介が中心となる。ここでの論点は
  • ネット上の検索でもわかるように、非常に多くの「セラピー」や「療法」が紹介されている。
  • 「セラピー 自然」をキーワードに検索をかけると、2/7時点で1万9400件、「療法 自然」では14万7000件ものWebコンテンツがヒット。
  • それらの多くは、医療効果を強調しているが、実験的な検証は難しい。人工的な実験環境の中での検証は、実験者の都合の良い条件(最適条件)での効果測定にすぎず、かつ断片的なものにすぎない。
  • むしろ、自然とどのように関わるのか、その関わりが何によって強化されているのかを分析し、かつ、全人的な観点から、QOLの向上をはかるべきである。
ということになるかと思う。

 最後の「関わる」部分をどこまで具体的に紹介できるかが問題だが、後日、30枚程度の報告書を執筆することになっているので、そちらをお読み下さいということになってしまいそうだ。

 それはそれとして、美学や文学、さらには考古学の先生方がどういうとらえ方をしているのかはまことに興味深い。たぶん明日朝エントリーの日記で報告できるかと思う。