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じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典

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[今日の写真] 農学部東西通りの銀杏並木の黄葉。今が最高。


11月23日(日)

【ちょっと思ったこと】

星がよく見えるようになったのは老眼のせい?

 24日朝は昨日よりさらに早く5時すぎに散歩を始めた。外に出てまもなく、西の空のオリオン座の上からシリウスにかけて、1等星並みの明るい流星が中速で流れた。そのあと、オリオン座の北側でも地平線方向に向かって3等星程度の流星を目撃。いずれもオリオン座χ流星群ではないかと思われる。この流星群は微光だが毎年必ず観測される「手堅い」流星群であると言われ、極大の11月下旬を中心に12月5日頃まで活動が続くということなので、まだしばらくは楽しめそうだ。

 その後、田んぼが開けたあたりで立ち止まったところ、昨日より透明度が落ちていたものの、オリオン座の四角形(三つ星と小三つ星を除く)やぎょしゃ座の五角形の中に、それぞれ10個程度の星を数えることができた。念のため家に戻ってから双眼鏡で確認したところ確かにそこに星があったので、間違いない。暗い星ばかりでなく、連星もいくつか見えるようになった。

 最近はますます老眼がひどくなり、眼鏡なしでは新聞が読めず、パソコンのディスプレイは19インチの大画面を80cm以上離して見るようにしている。老眼が進行しても遠くの物がよく見えるようになることは無いと言われているが、少なくとも私の場合は、感度と分解能が多少向上したように思える。

【思ったこと】
_31123(日)[旅行]ボリビア・アンデスの山旅(4)ボリビア旅行アルバム、やっと完成/デジカメの画素とファイルサイズ

 8月中旬に訪れた、ボリビア・アンデスの山旅とチチカカ湖の写真のうち、空から撮影した景色をやっとアップし終えた。昨年夏のチベット東部(カム・アムド・黄河源流域)旅行記、今年の正月のタスマニア原生林ウォーキングのいずれもが未完成となっており、このさい、新しいほうから古いほうに遡る形で完成していこうと決めていたものの、なかなか時間がとれなかった。11/24のうちに、Web日記連載(今ここに書いてあることを含む)分をアップし、いくつか関連サイトにリンクを貼った上で完成させてしまいたいと思っている。

 さて、のどかで平和に見えたボリビアであったが、10/21付の外務省海外安全情報(←「海外危険情報」とすべきではないかなあ)によれば、帰国から1カ月もしない9月19日以降、大規模な反政府運動及び建物への破壊活動が行われ、治安当局と衝突する事態となり、死傷者約500名が発生したという。エル・アルト国際空港は約一週間にわたり事実上閉鎖し、外国人の立ち入りも不可能となったが、10月17日にはロサダ大統領(当時)の辞任及びカルロス・メサ政権の発足を受け、都市部における大規模デモや集会、農村部における道路封鎖は収束し、市民生活は落ち着きを取り戻しているという。これまで旅行した地域では他にも、インド・カシミール地域、ヨルダン川西岸、タジキスタン、中国パキスタン辺境地区などは現在では危険地帯になってしまった。いずれ行ってみたいと思っていたトルコやサウジアラビア砂漠地帯もテロの危険が出てきた。辺境ツアーやトレッキングようなものは、多少無理をしても、行かれる時に行っておいたほうがよいと思う。

 さて、ボリビアだが、あくまで観光客として風景だけに限って感想を述べるとするなら、これほど楽をしながら美しい景色を楽しめる所はそうザラにはないと思う。「楽をしながら」というのは、高山病さえかからなければ、設備の整ったホテルから日帰りで5000メートル級の山々に楽々とトレッキングができるということだ。このあたりはネパールヒマラヤやチベット奥地とは明らかに異なる。また、このような高地にチチカカ湖のような巨大な湖が存在すること自体が不思議だ。

 もっとも、「楽である」ということは逆に言えば、人跡未踏の地ではないということ。高い山の麓まではアルパカやリャマなどの家畜が放牧されているし、山の近くまで車道が延びている。いくつもいくつも山を越えてもまだその先がある、というチベットのような神秘性は無かった。一度は絶対にオススメだが、二度以上は行かなくてもよい所だと思う。




 今回、写真の整理に手間取ったのは、撮影した写真の中からよさそうなものを選び、圧縮をかけているためである。原則として640×480サイズでしか撮影しないが、それでも原画は1枚につき150KB前後になってしまう。これを50KB前後に圧縮して説明文を入れるだけで結構手間がかかってしまう。

 世間では500万画素などというデジカメ(←「デジカメ」は三洋電機の登録商標なので、公式には「デジタルカメラ」と呼ぶべきかも)も登場しているようだが、私の場合は、Web公開が原則。そんなに大きなサイズは要らない。

 ちなみに、今回ボリビアで撮影した写真は1785枚、トータル262 MB (274,807,381バイト)だったので1枚あたり150.3KB。正月にタスマニアに行った時は1311枚、220 MB (231,019,559 バイト)だったので、1枚あたり171.8KBであった。タスマニアのほうが若干サイズが大きいのは、カラフルな実や花やキノコなどがあったため、JPEGの特性上、より多くの記録情報を必要としたためではないかと思われる。

 それにしてもデジカメは有り難い。昔のフィルムで1800枚もの写真を撮ったら36枚撮りフィルムで50本。フィルム代と現像、同時プリント代を含めると10万円前後の出費になってしまう。それと、昔のように重いアルバム台紙を用意する必要がない。生涯に撮影するデジカメ写真の全ては、どんなに多くても、DVDで10枚もあれば十分に保存できるはずだ。