じぶん更新日記1997年5月6日開設Copyright(C)長谷川芳典 |
ヤブガラシ。大学構内では、ヘクソカズラやワルナスビとともに迷惑雑草のトップを争うが、花は美しい。 こちらによればオレンジ色の花盤には蜜が蓄えられている。昆虫たちのオアシスにもなっているようだ。なお、この花は6/28に撮影したものであったが、翌日の環境整備作業の際に除去された。 |
【ちょっと思ったこと】
おやっ? もう二位 精神衛生を守るため、ここ1カ月ほどスポーツニュースを一切見ないことにしていたのだが、7月2日の新聞トップ項目の「福原完封勝ち、阪神2位浮上」という見出しがうっかり目にとまってしまった。おやっ? 5割スレスレであろうと思っていたのに、いつのまに2位?と思い、思わず順位表を見てしまったところ、 ●首位:中日38勝27敗 貯金11 ●二位:阪神35勝34敗 貯金1 となっているではないか。わはは、確かに2位だが、わずか貯金1、首位と5ゲームも離れているというのではまるでなっていない。 |
【思ったこと】 _40701(木)[心理]住宅環境と性格? ゼミで、ある学生が、住宅環境が住人の性格に及ぼす影響についての研究論文を紹介していた。首都圏に住む大学1年生(殆どが自宅通学、かつ2年以上居住)を対象に、住環境に関するアンケートと性格テスト(YGテスト)を実施し、相関分析を行ったものであった。いくつか結果を拾ってみると
以上の結果はあくまで発表者のファイルからの孫引き、原典はチェックしていないのであるいは誤解している点もあるかもしれないが、ざっと見渡してみて、次のような問題点が考えられるように思う。 まず、この研究の対象は、首都圏の大学1年生を対象としているということだが、首都圏であれば、当然、
次に、一部の検討では、「部屋数」や「庭の広さ」が、客観的な基準ではなく、「少ないと感じているか」、「広いと感じているか」といった、回答者側の主観的判断に基づいて群比較されていることの問題点。つまりある種の性格傾向をもつ人は自分の住む環境をネガティブに評価しやすく、その共通性が評価と性格の間の有意な相関に反映した可能性もある。 大学1年生とあれば勉学やサークルやアルバイトで帰宅時間が遅く、家では実質、ご飯を食べて寝るだけという生活をしている人も少なくないはず。専業主婦対象や高齢者ならともかく、自宅での滞在時間の短い学生において、住環境が性格に影響を及ぼすというのはちょっと信じられない。もう少しサンプルを増やし(この調査では169名。たぶんご自分の授業の受講生にYG検査とアンケート調査を実施しただけなんだろう)、複数のデータから一貫した傾向を実証していく必要がある。血液型性格判断信奉者みたいに、有意差が出た部分だけを断片的に取り出してきて「絶対に関係が無いとは言えない」などと叫ぶばっかりでは、10年経っても20年経っても何も進歩しないだろう。 |