じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典

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[今日の写真] グロキシニア。行きつけの花屋に2鉢100円の処分品があったので購入。春植え球根の多年草とされているが、たいがいは1〜2年で枯れてしまう。


7月12日(月)

【ちょっと思ったこと】

岡山と群馬・栃木/参院選の一票格差

 昨日の日記で、参議院岡山選挙区の定員が2人から1人に減ったと書いた。そのいっぽう、群馬県や栃木県は2人区のまま。おやっ、群馬や栃木って、岡山県の半分か3分の1くらいの人口ではなかったかなあと思って、成美堂出版『日本地図 2004』を調べてみたら、なっなんと
  • 群馬県 203.2万人 全国19位
  • 栃木県 201.0万人 全国20位
  • 岡山県 195.3万人 全国21位
となって、両県は岡山県より人口が多いことが分かった。人口100万人につき定員1名を割り振ったと考えれば、岡山県だけが1人区となってもそれほど不公平ではないことが分かる。

 では、なんで、「群馬や栃木の人口は、岡山県の半分か3分の1くらい」という「偏見」を持ってしまったのだろう。個人的な理由を考えてみるに
  1. 私自身は東京で生まれ育ったため、群馬県と言えば浅間、草津・白根、清水トンネル、谷川岳、赤城山、栃木県と言えば、日光や那須、...というように、いずれも、山登りや温泉で有名な田舎、という印象が非常に強い。その分、人口が少ないように思ってしまう。
  2. 大学の規模を考えると、岡山大学は11学部で学生数9985人。いっぽう、宇都宮大学は4学部で学生数4473人、群馬大学は4学部で学生数5056人(いずれも進学の広場データによる)となっており、岡山大学のほうが2倍の規模を誇る。県人口もこれに比例していると思ってしまう。
  3. 関東地方には、東京1221.9万、神奈川862.5万、埼玉700.1万、千葉599.4万、茨城299.0万というように、マンモス都県がひしめいている。群馬と栃木は、その中ではやはり「僻地」という印象が否めない。いっぽう、岡山県は、中国、四国、九州地方の各県の中では、福岡504.3万、広島287.8万に次いで、第三位の人口を誇っている。特に、山陰や四国各県を圧倒していることから、人口が多い県であるように錯覚してしまうのだろう。
 もとの、参院選挙の話題に戻るが、13日朝のNHKニュースでは、一票の格差をめぐって、またまた違憲訴訟を行う動きがあると言っていた。仮に100万人(但し、これは子どもを含めた数。有権者数を基準に考えればもう少し少なくなる)について議員1人を割り振ったとすると、東京は定員12人、神奈川8人、埼玉7人、千葉5人とするのが当然であるし、同じく北海道は5人、愛知7人、大阪8人といった計算になる。

 今回の選挙では、北海道の鈴木宗男氏、東京の青島幸男氏や増元照明氏、大阪の辻元清美氏らが、それぞれ落選したことが話題になっているが、これらの候補者は、一票の格差が是正されていれば、当選したかもしれない。つまり、「支持が得られなくて落選した」のではなく「支持は集めたが、定員が不当に少なかったために落選した」と言えないこともないのである。これは、共産党や社民党の落選候補についても同様だ。

 鳥取や島根を1人区に固定したままで各県の定員を有権者数に比例させると、国会議員が大幅に増えてしまうという弊害のあることは分かる。しかし、いっそのこと比例区を全廃し、その分を各選挙区に有権者100万人あたり定員1人(但し100万人未満の県でも定員1人は確保)として配分すれば、一票の格差はまたたくまに解消するはずだ。これで困るのは比例区の族議員くらいのものだろう。






「城西」とはどこか

 NHKの朝のニュースによれば、千葉県にある城西国際大学で留学生約200人が不法残留、これらの多くは大学に来なくなって連絡もとれなくなっているという。このことでふと疑問に思ったのは、千葉県にあるのになぜ「城西」なのだろうかということ。東京周辺で「城」といえば皇居(江戸城)を意味する。当然、東京の三多摩地区か、埼玉西部あたりにあるはずだ。

 ネットで検索したところ、「国際」がつかない「城西大学」のほうの建学の精神のページがあり、そこには、「大学の校地は都塵をさけた秩父山麓欅ヶ丘の高台に、富士山と上毛の山々と高麗の清流を望む広大な地域を選び新たに施設と設備を造りあげた。」と書かれてあった。じっさい、「国際」がつかない「城西大学」のほうは、埼玉県坂戸市にあり、これは間違いなく「城西」に位置している。

 では「城西国際大学」はなぜ、千葉県にあるのか。こちらによれば、この大学は、城西大学の姉妹校として創立されたため、結果的に、名称は「城西」、敷地は、城西とは全く反対の房総半島に確保されたものと推測される。

 ところで、この「城西国際大学」という名前、前に一度聞いたことがあると思って、じぶんの日記を検索したところ、2002年3月3日の日記に、エコマネー流通実験についての感想が書かれていることが分かった。地域貢献という点では活発な取り組みをされているようだ。今回の留学生問題はまことに不幸なことであるが、大学のイメージを壊さないように頑張ってもらいたいところだ。





梅雨明け宣言直後なのに

 7月10日に梅雨明け宣言が出された岡山地方であったが、12日は曇りがちで気温が上がらず、なっなんと、最高気温は28.9度どまり。同日の最低気温は23.2度、また13日朝も23度台まで下がり、エアコン無しで寝ることができた。

 もっともこの涼しさも13日朝までか。太平洋高気圧が勢力を増し、13日昼には最高気温が35度まで上がると予想されている。いよいよ本格的な真夏の到来だ。