じぶん更新日記1997年5月6日開設Copyright(C)長谷川芳典 |
岡大西門前を流れる座主川。連日猛暑が続いている岡山市内であるが、この一帯だけは2〜3度涼しく感じられる。
|
【ちょっと思ったこと】
酷暑のおかげで、金星と水星の大接近見物 27日(月)の岡山は日本海の梅雨前線・低気圧に向かって南から熱風が吹き込み、6月としては観測史上最高の35.8度を記録した。この日の全国各地の最高気温は、東京33.1度、名古屋32.09度、京都32.6度、大阪34.5度、高松35.6度、福岡34.4度などとなっており、どうやら、県庁所在地の中では第一位となった模様である。なお、夕刻から明け方にかけても気温はなかなか下がらず、27日午後10時に30.0度、真夜中に28.8度、翌朝5時に27.8度、6時に28.1度となるなど、熱帯夜の基準25度を大幅に上回った。 そんな酷暑ではあったが、よく晴れたために1つだけ良いことがあった。昨日の日記にも記したように、金星と水星の大接近を眺めることができたのである。金星の下、山の端スレスレには土星を確認することもできた。この季節に晴れ上がることは滅多に無い。まことにラッキーであった。 金星の明るさに比べると水星のほうはかなり暗く、肉眼ではかろうじてその位置が分かる程度であった。北の空高いところに北斗七星があったので、双眼鏡で、ミザール・アルコルの間隔と比較してみたが、金星と水星の見かけの間隔のほうが、ミザール・アルコル間の1/2〜2/3程度まで接近していることが確認できた。 この見かけの「大接近」は28日夕刻にも観察できるはずであるが、さて、2日続けて晴れるだろうか。 谷亮子さんのおめでた 各種報道によれば、柔道女子48キロ級でシドニー、アテネ両五輪を連覇した谷亮子氏(29)が27日、都内のホテルで会見し、妊娠3カ月であると発表した。谷は7連覇が懸かっていた世界選手権出場を辞退する一方、2008年の北京五輪で日本史上初の“ママさん金メダリスト”を目指すことを明言したという。 谷亮子さんと言えば、「最低で金、最高でも金」や「田村で金、谷でも金」の名言で知られているが、今回は「田村で金、谷で金、ママになって金」だそうだ。いやーっ、「有言実行」の実績のある方だけに、敬服に値するとしか言いようがないなあ。 ところで、谷亮子さんにとっての「金」というのは、努力が報われるための「最終結果」であるとともに、日々の努力を維持するための具体的目標でもある。このあたり、「目標達成による喜び」という結果部分と、「目標があることで、日々の努力に張り合いが出てくる」というプロセス部分がどう関連しているのかという点に大いに興味がそそられる。 昨日の日記で、今後登りたい山のリストを挙げてみたが、私の場合、「登りたい山」という目標は、日頃の努力のプロセスを強化するための手段であって、それが達成されるかどうかにはあまり重きを置いていない。この夏のイラン最高峰登頂計画の場合も、悪天候で登頂断念、体力不足や体調不良により登頂断念、イランの国内事情によりツアー中止、などさまざまな可能性が考えられるが、登れなかったからといって、日頃の努力が無駄になるわけではない。それはそれで、体重・体脂肪の減少をもたらしてくれるし、イランがダメなら、もう少し難易度の低い山に挑戦することを考えればいいのだ。しかし、谷亮子さんの場合は、目標不達成や目標レベルを下げるという妥協では決して満足できないのだろう。やっぱ、比較すること自体、恐れ多いと言うべきか。 余談だが、あれだけ「金」の宣言をされている方となれば、生まれてくるお子さんにも金という文字の入った名前をつけることになるのだろうか。となると、男の子ならば、「金太郎」、「金之助」、「金三」、「金光」、「金満」、....女の子ならば「金子」、「金代」、「金華」、「金麗」....あたりが有力か。あっ、そういえば、私の祖母の一人は「長谷川きん」という名前だったなあ。平仮名の「きん」では古風すぎるか。 |