じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典

7月のインデックスへ戻る
最新版へ戻る

[今日の写真] アガパンサス。6月下旬に咲き始めた頃は今年は花のつきが悪いなあと思っていたが、その後の大雨でたっぷりと水を吸い生気を取り戻している。


7月8日(金)

【ちょっと思ったこと】

日常の疲れを癒すための旅行、日常に活気を与える旅行

 イラン最高峰登頂ツアー出発まであと1カ月余りとなった。8日には、この夏休みの休暇届と海外私事渡航の手続のほうも無事完了した。

 6月26日の日記にも記したように、今回予定のツアーは、登頂をめざすという点で、ここ数年に参加したツアーとは性格を異にしている。冬のチベットボリビア・アンデスの山旅の時も、5000メートルクラスの山に登ったことは確かではあるが、それらはいずれも、ハイキング程度であり、標高差は300メートルにも満たないものばかりだった。

 今回は高所であることに加えて、一日に登って下りてくる標高差が1300メートルにも及ぶ。高所順応が必要であることに加えて相当の体力が求められるはずだ。

 当初は、必ずしも登頂にこだわらない、登れるところまで登って下りてくればいいという気持ちもあったのだが、そうは言っても、団体登山である以上、他のメンバーに迷惑をかけるわけにはいかない。途中で体調を崩せば、他の人たちの登頂の足をひっぱることにもなりかねない。無理をするつもりはないが、迷惑をかけぬよう、最善の準備をしておく必要がある。

 これまで参加したトレッキングツアー、辺境地域ツアーは、どちらかと言えば「日常の疲れを癒すための旅行」であった。日頃のトレーニングは特に不要。直前まで仕事に精を出すことが、旅先での安堵感をもたらしていたとも言える。

 いっぽう、登頂ツアーの場合は、日常生活の一部にトレーニングの時間が入ってくる。そういう点では、トライアスロンや市民マラソン大会に参加することとよく似ている。

 そこまで準備をして山に登る必要があるのかどうかは何とも言えないが、6月26日の日記に書いたように、トレーニングに励むことは、結果的に肥満解消、体脂肪減少に効果を発揮している。82歳でトライアスロン参加というほどの気力は無いが、せめて、体重を56kg(現在は62.8kg、過去最大時は65kg台)に落とすまでは、山登りを大目標に掲げたトレーニングを継続したいと思っている。これはまた、日常生活に活気を与えることにもなる。

 ということなんだが、9日(土)は西から梅雨前線が接近し大雨になる模様。先週に続いて、大山などへの登山は中止せざるをえない。このまま梅雨が長引くようだと、出発には間に合わず、口先だけの決意表明に終わってしまうかもしれんなあ。




2年前よりも強そうな阪神タイガース

 阪神タイガースが7月8日の中日戦に3-0で勝ち、通算48勝30敗、貯金18。2位中日とのゲーム差を8ゲーム差とした。ちなみに、2位中日の貯金は2、以下、ヤクルトがゼロ、巨人と横浜がそれぞれ借金4、広島が借金13となっている(セリーグ全体の貯金合計と借金合計の差が一致しないのは交流戦でトータルの借金1が発生したため)。もはや「1強2弱3圏外」状態だ。

 タイガースと言えば、2年前にも前半戦からブッチ切りの独走を続け、そのままリーグ優勝を遂げたことがあった。2003年7月11日の日記には
 7月11日のセ・リーグ 阪神・巨人戦は、阪神が14-1で快勝。56勝22敗1分、2位ヤクルトと15差、4位巨人とは17差、優勝マジックを47に減らした。またこの日の18安打により、チーム打率は、.301となり、試合終了時点で3割を超えた。
という記載がある。球団公式サイトの記録でさらに詳しく調べてみたところ
  • 06.19 同一カード13連勝、対横浜14回戦(横浜)で同一カード13連勝の球団新記録を達成
  • 06.29 横浜17回戦(横浜)の勝利で今季50勝目を上げ6月中の到達はプロ野球史上初 対横浜戦において同一カード16連勝は球団新記録、2リーグ分立後球団通算3400勝目を達成(対横浜戦6対2、投手下柳 剛)
  • 07.02 対中日15回戦(甲子園)に史上初となる7月の貯金30を記録、桧山進次郎(4人目)がサイクル安打(チーム5人目)
  • 07.08 広島12回戦(倉敷)において今季初の7連勝でマジック49を点灯させた(セ・リーグ史上最速) 今岡誠が2試合連続初球先頭打者本塁打を記録(プロ野球史上初)
  • 07.12 球団史上初となる勝率7割以上で前半戦を折り返す
  • 07.21 甲子園のヤクルト17回戦で60勝到達、セ・リーグ最速記録更新
などとなっていた。そうか、ちょうど2年前の7月8日は、マジック49が点灯した日であったのだ。

 しかし、私には、今シーズンのタイガースのほうが2年前より強そうに見える。

 まず、2年前の前半戦は、ムーアや伊良部といった先発投手の活躍に依るところが大きかった。しかし、夏場以降は両投手とも次第に勝てなくなり、このことが日本一を逃した一因にもなった。いっぽう、今年は、先発投手はデフォルトで2失点程度の出来にすぎない。しかし、いったんリードして6〜7イニングまで進めば、藤川、ウィリアムス、久保田といった、球界最強の中継ぎ・抑え投手につなぐことができる(←このほかにも江草や橋本が居る)。

 打線のほうは2年前に比べるとイマイチだが、いま述べた中継ぎの交替のタイミングに合わせて、桧山、浜中、片岡などが代打で登場してくるのだからたまらない。

 余談だが、2012年にロンドンで開かれる夏のオリンピック競技種目から、野球とソフトボールが除外されることになったというが、私は別に残念には思っていない。プロ野球はリーグ戦の中でこそ楽しむものである。ペナントレースの最中にオリンピックに有力選手を派遣してしまったのでは盛り上がりに欠ける。ま、オリンピック自体は、特別の設備や用具がなくても参加でき、かつ、勝敗が分かりやすい種目、例えば陸上競技や水泳に限ればそれでよいという気もする。それ以外の種目は、各種世界選手権、ワールドカップで競い合えばそれで十分ではないかなあ。