じぶん更新日記1997年5月6日開設Copyright(C)長谷川芳典 |
大学構内で百日草の写真を撮っていたら、葉の上にシジミチョウとしてはサイズが大きすぎる、妙な形の蝶が留まっていることに気づいた。よく見たら2匹が交尾しているところであった(ブラウザのサイズ自動調整をoffにしてご覧ください)。
シジミチョウの仲間は種類が多く種名の断定は困難であるが、この写真にあるのはたぶん、最もポピュラーなヤマトシジミで間違いないように思う。 |
【ちょっと思ったこと】
違法コピーで岡山県がソフト3社に500万円支払い 8月27日付けの朝日新聞岡山版によれば、ソフトウェアを違法にコピーし著作権を侵害していたとして、岡山県農林水産部がソフト会社3社に約500万円を支払うことで和解に合意していたことが分かった。県の説明によると、ソフトウェア権利保護団体の会員企業12社の代理人から昨年6月、ソフトの違法使用が指摘され、調査の結果、文書ソフトや表計算ソフトなど3社の計約150本が違法使用であることが分かったという。 違法コピーに関しては、私の大学でも常日頃から神経をとがらせており、備品パソコンごとに、使用しているソフトの種類、購入の証拠書類、シリアル番号等の調査が行われたこともあった。その時の調査対象リストから気づいたことだが、「ソフトウェア権利保護団体の会員企業12社」にはマイクロソフトは含まれていない。マイクロソフトの場合は、OSもワードやofficeにもすべてネット経由で認証をかけているので、違法コピーで使用される恐れはない。今回和解金を支払うことになっている企業というのは、どうやらマイクロソフト以外の国内ソフトメーカーであろうと推測される。 違法コピーをしてはならないことは当然であり、今回の和解の経緯も十分に納得できるものではある。もっとも、ソフトウェアというのは、多数派ユーザーがあればこそ収益がもたらされるものである。違法コピーがあったということは、そのソフトを使おうとしているユーザーがそれだけ存在していたという意味にもとれる。権利保護団体からの申し入れや訴えによって違法コピーは無くなるだろうが、それと同時にユーザーを排除してしまったのではソフトメーカーは存亡の危機に陥る。私の授業ではしばしばワープロファイルによりリポート提出を求めているが、ここ数年、ほぼ全員がワードで作成したリポートを提出するようになっており、国産ソフトユーザーは絶滅危惧種になりつつある。私の教室の計算室のパソコンも、最近では、研究費削減による節約策の一環として、国産ワープロソフトのインストールを取りやめている現状だ。 そういう意味では、マイクロソフトにシェアを奪われて存亡の危機にある国産ソフトメーカーとしては、むしろ、1本500円くらいの普及版(※)を売り出し、個別のユーザーサービスに付加価値をつけながら種々のアドイン・ソフトの販売に力を注いでいくことのほうが得策であるように思う。2月1日の日記に関連記事あり。 [※8/28追記] ソフトメーカーやネット接続業者の中には「3カ月無料お試し版」などでユーザー獲得を狙う向きもあるが、「期間限定お試し」などというのは、よほどヒマでなければ試してみないものだ。特にワープロ文書などは、それが10年先、20年先でもちゃんと読み出せ、加筆修正に利用できる保証がなければ使おうという気にならない。マイクロソフトの認証製品の価格がパソコン本体価格とおなじくらいの値を保っているおり、信頼できるメーカーからの「有効期限なしの廉価版ソフト」の登場が待たれるところだ。 岡山県の選挙は全国一話題豊富 今度の総選挙では、ホリエモンと亀井静香氏の対決や、岐阜選挙区での女性候補の対決が話題になっているようだが、県単位で最も話題が豊富なのはむしろ岡山県ではないかと思われる。私が知り得た範囲でも
そういや、本日の朝日新聞・岡山版によれば、衆院選出馬のために市長が辞職したことに伴って10月に実施される岡山市長選挙では、チボリ・ジャパン社長のT氏が立候補する意向を固めているとか。T氏と言えば「一人三役主義」に関して2004年1月23日の日記で取り上げたことがある。この方が市長になれば、財政の立て直しとサービス向上の面でかなりの成果が期待できそうだが、三役を強いられる市の幹部職員はみんな嫌な顔をするだろうなあ。 余談だが、ネットで上記の選挙区の情報を集めていたところ、 ●片山総務大臣・加藤総務副大臣もご出席! 夏期巡回ラジオ体操・みんなの体操会の開催 という、日本郵政公社・中国支社の記事がたまたまヒットした。このコンテンツをソース表示すると、タイトルのところは、じつは ●片山総理大臣・加藤総務副大臣もご出席!夏期巡回ラジオ体操・みんなの体操会の開催 となっており、Googleで「片山総理大臣」を検索するとトップにランクされていることが分かる。これって何かの陰謀だろうか? といっても、片山氏は、先日の参院本会議では、参院幹事長として郵政民営化可決のために奔走しており、郵政公社から好意的に持ち上げられる筋合いは無いようにも見える。「片山総理大臣」(←といっても、かつての第46代・片山哲内閣の記事は除く)ではもう1件、こちらがヒットするのだが、Topへのリンクも不明で、誰が何のために作った記事なのかよく分からない。 |