じぶん更新日記1997年5月6日開設Copyright(C)長谷川芳典 |
10月15日は、大学の農場で芋掘り大会が開催された。農場内に入ったついでに、いつもとは違うアングルから稲穂の写真を撮影。
なお、岡山市では10月14日深夜から15日夕刻にかけて59ミリという本格的な雨を記録したが、芋掘り大会開催時間の午前11時から12時半のあいだだけは奇跡的に雨が止んだ。私が収穫した芋は最大で830グラム。参加者の最高記録は1300グラムだった。 |
【ちょっと思ったこと】
老眼進行で完全ペーパーレス化を目ざす 1999年1月17日の日記で初めて老眼鏡を購入したことを書いたが、その後老眼はますます進行し、最近では+2.0よりも+2.5の度数のほうがよく見えるようになってきた。 この日記でも何度か書いているように、老眼であるゆえに不便なことがますます増えている。
なかでも、老眼鏡無しでは雑誌論文が読めない、というのはいろいろ引用をしている時に非常に不便であるため、最近では、重要論文はすべてスキャナで画像化し(gif形式)、適度に拡大して読むことにしている。 この10月から新たに始めたのは、画像編集ソフトを使って、画像化した論文ファイルに書き込み(アンダーライン、難解語の訳、コメントなど)を入れるようにしたことである。但し、特に引用の必要がある重要文献はOCRで文字認識、テキストファイル化してから読むようにしている。この場合は、ワープロソフトでコメントやアンダーラインを入れることになる。gif形式よりも加工が容易ではあるが、OCRの誤認識を直す手間がかかる分、かえって時間がとられる。 最近は、主要な雑誌論文は、学内限定の電子ジャーナルとして読めるようになった。これまで、雑誌論文コピーを発行年、著者ABC順に2穴バインダーに綴じ込んで保管していたが、ここ10年分くらいはもはやその必要が無くなった。学生への教材提示も、電子ジャーナルのどこそこを読んでおいてくださいと指示すればよく、いちいちコピーを配る必要がなくなり便利になった。いっぽう学生からのリポートはすべてワープロファイル等で受け取ることにしている。 もともとは老眼対策として始めたペーパーレス化であったが、文書整理・保管という点でもまことに便利。いずれ私の書棚からは紙媒体の資料は姿を消すことになるだろう。 余談だが、老眼進行と裏腹に、夜空の星はあいかわらずくっきり見えている。10月16日は早朝5時頃から散歩を始めたが、オリオン座の四角形(ベテルギウス、リゲルなどで構成される四角形)の中には、三つ星と小三つ星以外に20個近い星を確認することができた。少し離れたプレヤデス星団のほうも、明るい6個の星のまわりにさらに11個の星を確認できた。あまりたくさん見えたので幻覚かと思ったが、星図を確認したところちゃんとその場所に星があったので、ちゃんと見えていたのだろう。 修論の提出締切が1カ月遅くてもよいというカラクリ 私が担当している大学院ではこれまで数十年、修士論文は12月25日(今年の場合は25日が休日にあたるので26日)までに提出すべきものであると決まっていた。各院生は、この締切日から逆算して実験・調査・執筆計画をたてる。教室としても、7月下旬に中間発表会、11月下旬に直前発表会などを設定して指導を強化していたところであった。 ところが今年から、なんと、12月25日ではなく、1月25日までに修論を提出すればよいという、まことに「幸運」な院生が「出現」するようになった。このからくりは、大学院の改組にある。私のところの大学院は、一昨年までは、文学研究科という修士講座として文学部と一体化されていたのだが、昨年度から、文化科学研究科という独立大学院の博士前期課程院生として院生を受け入れることになった。文化科学研究科は、文学部のほか法学部や経済学部を基盤として設置されているため、修論の締切日も、法学部系や経済学部系と同一日に設定されることになった。種々の協議の末、けっきょく、従来より1カ月遅れの締切となった次第である。 従来より締切が1カ月伸びた院生は、まことにラッキーと言わざるを得ない。従来ならば、執筆が間に合わずに提出を断念し翌年度前期修了をめざすことになるはずだった院生でも、少々頑張れば滑り込みセーフという可能性が出てきた。 その一方、旧課程の修士論文提出締切はあいかわらず12月25日(今年は26日)のままとなっている。長期在学制度もしくは本人の都合で入学後3年以上かかって修士論文を提出する院生は、もはやギリギリの追い込み時期に入っている。この2通りの締切は、文学研究科に残った最後の院生が修論を提出するまで続く。 |