じぶん更新日記1997年5月6日開設Copyright(C)長谷川芳典 |
散歩道脇の至る所で花を咲かせているコマツヨイグサ。早朝、曇りの日や、早めに散歩に出かけた時は、花が萎む前の様子を眺めることができる。写真右下園内は、この花をせっせとかじるイモムシ。こちらによれば、どうやらセスジスズメの幼虫のようだ。
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【ちょっと思ったこと】
キリンの寝姿 夕食時に視た動物系番組で「キリンはどういう格好で寝るか」が取り上げられていた。正解は、「足を折って座り込んだ後、首を後ろに曲げてお尻を枕にして寝る」というものであり、その映像も映し出されていた。立ったままで寝ているのかと思ったが意外であった。 もっとも、ネットで検索したところ、 こちらに、 ...ある本で「キリンの睡眠は横になって首を後方に曲げて寝る」旨の記述があったが、これはまだそうとは言い切れないので断定的に書くのは疑問だ。つまり「動物園産まれの若い個体がそうして寝ていたことをしばしば確認がとれた」、ということが真実で成獣ではむしろ起立したままうたた寝するように寝ているのだ。ましてや夜に肉食動物が徘徊しているサバンナの舞台では寝て首を後方に曲げて寝るとは思えない。キリンは立ち上がることも苦労するので、肉食動物に気づいたとしてもライオンやハイエナなどに一気に詰め寄られて首を噛まれたらそのまま一貫の終わりだろう。いくらキリンでもそんな隙だらけの姿で寝ているとは思えないのだ。野生のキリンの寝姿を見ることはほとんど不可能に近い。と書かれてあった。私自身も、野生のキリンがお尻を枕にして寝ることについては、まだ信じることができない。 余談だが、だいぶ昔に伊那市のホテルに泊まったとき、窓から、ダチョウ牧場を眺めることができた。その時のダチョウは、座った状態で首を伸ばして寝ていたように記憶している。 時事問題と日常生活 このところ、毎日のようにニュースのトップ項目が変わる。殺人事件、誘拐事件、不正事件などが、次々と駆けめぐっていく。それらは、事件が起こった時のセンセーショナルな部分だけが取り上げられるいっぽう、時間と共に陳腐化し、結末を聞き逃すことも多い(←犯人逮捕や判決が伝えられたとしても、なぜその事件が起こったのかということは謎のまま)。ニュースの聞き手の多くは、事件の解決を知って安心するというより、あまりにも多くの事件が伝えられる中で、古い事件をトコロテン式に順繰りに忘れていく、ということによって、安堵を得ているようにも思える。 それに加えて、政治的・国際的な事件ともなると、必ずしも100%の事実が伝えられるとは限らないことが多い。いま大きく取り上げられているキム・ヨンナムさん関連の報道にしても、ご自身の会見がどれだけ真実を語っているのかは疑問であるし、さらには、世論操作のためのウソや隠蔽もいろいろあるだろう。日本政府のほうだっていくらなんでも、もっとたくさんの情報を手にしているはずだが、手の内をすべて明かしてしまえば、今後の情報収集に支障が出ることになってしまう。けっきょく、国民一般は、ごく一部の限られた情報と、ウソや隠蔽に振り回されながら推移を見守るか、(その後の経緯がどうあれ、拉致されたという事実は明白なのだから)できる範囲で支援に参加していくほかはない。 明らかな事実のもとで何も行動しないのは「無関心」といって批判されるが、いまの世の中は必ずしも「シラケ」世代ばかりではない。むしろ、何が事実かわからないもとで動きが取れないという人のほうが多いのではないかという気がする。 |