じぶん更新日記1997年5月6日開設Copyright(C)長谷川芳典 |
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↓のフォーラム1日目は、コンビニ弁当を買って臨港パークのベンチで昼食。しばらくすると、スズメやハトがご飯粒をねだりに来た。ハトはともかく、野生のスズメが近づいてくるというのは珍しい。こうやって毎日餌にありついているのだろう。
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【思ったこと】 _61114(火)[教育]大学教育改革プログラム合同フォーラム(3)有馬朗人氏の基調講演(3)/ポスターセッション 昨日の日記の続き。 講演の後半では、経費助成と競争的支援について取り上げられた。大学、短大、高専に対しては多元的できめ細やかなファンディング・システムがとられている。これらは、基盤的経費助成(国立大→運営費交付金、公立大→地方交付税交付金、私立大→私学助成)と競争的支援(特色GPなどの大学教育改革支援経費と科研費などの競争的研究資金)に分かれ、デュアル・サポートが行われているという内容であった。 もっとも私個人の感想としては、基盤的経費に関しては「削減」という印象が強く、いっぽう、競争的資源配分は大学全体に対する助成ではなく使途が限られていて十分ではないように思う。例えば、定期刊行物(学術雑誌)の購読は、運営費交付金の削減と、大学内共通経費分増加によってきわめて困難になっている。私のところでは、かつて心理学関係の学術誌を250万円規模で購入していたが、最近は50〜80万程度にカットせざるを得なくなっている。メジャーな雑誌は図書館電子ジャーナルで閲覧できるが、細かい分野の雑誌となるとそういうわけにはいかない。また、大手業者の言い値で決まるような電子ジャーナル購読についても、年間数億の負担を継続することは困難になりつつあるように思う。 大学院教育振興施策に関しては、
12日〜13日は同じ会場内でポスターセッションが行われた。発表内容は
各ブースの発表にかける熱意もさまざまであり、通路でチラシを手渡しして勧誘をしている大学、一目見てもよく分かるような掲示をしている大学もあった。そのいっぽう、大学案内のポスターを1枚貼り付けただけとか、説明要員は座って雑談しているだけで、近寄っても机上の資料を手渡しするだけという大学もあった。 この種のGPは、フォーラムやポスターセッションを開催して情報交換を行うことに最大の意義があるとされているが、取り組みの姿勢には若干のバラツキがあったように見えた。 次回に続く。 |