じぶん更新日記1997年5月6日開設Copyright(C)長谷川芳典 |
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大学構内、座主川沿いの遊歩道。サザンカは一斉に花をつけるため、一輪一輪の有り難みに欠けるという欠点がある。この写真のような、ポツンと咲いている景色の方が好きだ。
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【ちょっと思ったこと】
シニアライフ、あなたの住まいは 月曜、火曜と2日間連続で、車を運転しながら、NHKラジオのラジオほっとタイムいきいきホットライン:シニアライフ、あなたの住まいはという放送を聴いた。 月曜日は渡辺淳一さん(作家)の出演。
火曜日は池田敏史子さん(NPO法人「シニアライフ情報センター」事務局長)の出演。ごく一部しか聴いていないが
私自身もそろそろ老後の生活設計を立てていかなければならない時期に来ているが、今回拝聴したお話には同感できる部分も多い。 かつては私も、「老後は郊外の広々とした一戸建て住宅で、家庭菜園や庭いじりを楽しみたい」という考えを持っていたが、だんだんとそれは幻想に過ぎないことが分かってきた。むしろ、高層マンションの最上階で、サボテンや多肉植物でも育てながら(←いちばんのメリットは、長期間不在にしても水やりの必要が無いこと)、からだが丈夫なうちは、国内外の保養居に出かけて長期ステイを楽しむといった生活をするほうがのんびりできるのではないか、というように考えが変わってきた。一戸建てというのはメンテが煩わしいし、庭が広ければ広い分、草取りや剪定などの雑用に時間をとられることになる。それと何と言っても、防犯上の不安がある。 |
【思ったこと】 _61128(火)[教育]大学教育改革プログラム合同フォーラム(15)特色GP・現代GPの意義・実績と今後の展望(3)大学教育改革プログラムの取組を大学がどの様に活用できるか、活用すべきか 11月13日(月)の10時15分から11時45分まで開催されたパネルディスカッションについての参加感想の続き。 2番目に登場されたHn氏(私立大学長)のご発言: ●大学教育改革プログラムの取組を大学がどの様に活用できるか、活用すべきか はなかなか示唆に富む内容であった。 Hn氏は、まず、中教審の描く多機能並列的な大学像(世界的研究・教育拠点、高度専門職業人養成、...など)が一律には論じられないということを指摘された。 次に、大学教育の評価尺度として、従来の定量的尺度(入学偏差値、中退率、合格率、...など)から、定性的要素を含むOutcome-Assessmentが主流になるのは必然であると指摘された。Hn氏によれば、オーストラリアでは「Attribute of Graduate」、英国では「Benchmark」、、米国では「(Leraning) Outcome」というように、多様化した大学自身が能動的なOutcome評価を発信しているのに対して、日本ではまだまだ受身的評価が中心になっている。またLeaning Outcomeの評価においては、P(目標)-D(活動)-C(評価C)-A(改善)のサイクルの中で、Needs Process Outcomestoiuという評価プランを重視し、PとDの間にM(尺度)を入れることが必要であると強調された。 ちなみに、最近では日本の大学でもアドミッション・ポリシーが明示されるようになっていはいるが、いずれも抽象的。上記の「Attribute of Graduate」などは、卒業時に何を身につけるのかを約束する内容になっているという。「当たり前」は禁句。 ところで、特色GPや現代GPは、年度を追って定着、拡大しているかどうかと言えば必ずしもそうではないようだ。Hn氏は、2つのGPの応募数が急減したことは何を意味するのか、について
ご発言の終わりのほうでは「ペダゴジーの選択可能性」というようなことを言われたが、pedagogyが「教育学」や「教授法」という意味であることは知っているものの、ご趣旨がよく分からなかった。「どういう教授法を選ぶか」という意味で使われたのだろうか。 最後にまとめとして
Hn氏も指摘されていたが、理工系や研究と比べると人文社会科学系教育への評価はきわめて低調。しかし、大卒の55%は人文社会科学系であるという。これらの学問・教育領域が定量的評価になじみにくいことは確かだが、だからこそ多元的な基準や定性的評価が求められるのではないかと思う。 次回に続く。 |