じぶん更新日記1997年5月6日開設Copyright(C)長谷川芳典 |
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2月17日と18日の2日間、岡山では29.5ミリの降水量を記録した。大学構内のグラウンドには久しぶりに「岡大湖」(←長谷川が勝手に名付けたもの。実際は、水たまり)が出現。 |
【ちょっと思ったこと】
視覚障害者の漢字学習 夕食時、偶然に ●NHK教育わくわく授業手と心で読む1006字 〜道村静江先生の漢字学習〜 という番組を途中から視た。番組サイトに 点字は、「あ」や「い」などカナ50音に対応したもので、漢字はありません。同音異義語が多い日本語を点字で読むと、漢字から言葉の意味を理解することができず、三重の塔を三十個の塔と誤解するような間違いをおこしやすいのです。と紹介されているように、日本語をカナ文字のみで表現することはきわめて困難。漢字を通じて日本語の豊かな意味を教えるということはたいへん素晴らしいことであると思った。 漢字学習の大切さについては、だいぶ昔、 ●2歳児における漢字の読みの学習過程 という論文を書いたことがあった(続編が、行動分析学研究などにあり)。漢字学習が自閉症などの発達障害児に有効であることは前にも論じたことがあったが、視覚障害の子どもたちに漢字を教える取り組みが行われているということは今回、初めて知った。番組サイトからは ●点字学習を支援する会 にもリンクがあり、そちらのほうには様々な指導用資料も公開されている。 この番組はもともと昨年12月3日に放送されたものであるが、今回の再放送のほか、今度の土曜日(カレンダー上は翌日曜日)の深夜24時40分から25時24分まで再々放送が予定されているとのこと。ぜひ録画しておきたいと思う。 東京マラソン 2月18日、冷たい雨の中、東京マラソンが開催された。ウィキペディアによれば、いくつかの問題点や今後の課題も指摘されているようだが、ま、出場者2万6058人(車いすを含む。他に10キロレース参加者を含めると3万870人)という大規模な大会が、重大な事故もなく無事に終了(※)したことは、まことに喜ばしい。 [※2/19追記]朝日新聞記事によれば、救急搬送されたのは24〜72歳のランナー15人とボランティアの女性(15)1人。このうち59歳の男性が意識不明の重体になっているという。 記事によれば、42.195kmの完走者は2万5130人で完走率は96.4%(10kmレースを合わせると96.7%)というからこれまたスゴイ。極秘に得た情報によれば、某近親者も10kmレースに出場して完走したということだ。また、「走るWeb日記作者」として知られる、ぴったんこさん(←「マラソンおやじ」、「マラソンおたく」という冷やかしもあり)も、忍者の格好をして出場されたと聞く(←リンク先の写真は忍者の格好の事例として示したものであって、ぴったんこさんとは関係ありません。念のため)。 ちなみに、フルマラソン42.195kmを完走するための制限時間は7時間であったという。ということは、時速6kmではギリギリアウトだが、それよりちょっと速歩で歩けばなんとか完走可能。ジョギングの経験は無いが、散歩なら毎日欠かすことが無いし、海外トレッキングで標高3500mの山道を20km以上歩いたこともある。私でも何とか完走(←正確には「完歩」)できそうな制限時間であるが、うーむ、2月中旬と言えば最繁忙期。時期が悪いなあ。 |