じぶん更新日記1997年5月6日開設Copyright(C)長谷川芳典 |
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一般教育棟構内のソメイヨシノ。今年は暖冬の影響で、卒業式の頃に満開か。 |
【ちょっと思ったこと】
暖冬が地球温暖化に与える影響 気象庁は1日、今冬(昨年12月〜2月)の天候まとめを発表した。平均気温は、全国153観測地点のうち名古屋、仙台、東京、大阪、福岡など75地点で観測史上最高(過去タイ12地点を含む)を記録、この冬の異常な暖冬ぶりを裏付けた。 東京都心では未だに初雪が観測されていないほか、雪国と言われる北陸地方の都市部でも、秋田市8cm、金沢市3cm、新潟市2cmというように、積雪の最少記録を更新した。 暖冬は、各地のスキー場に大打撃を与えたほか、冬物衣料品、暖房機器などの売り上げにも悪影響を与えている。 もっとも、少なくとも日本国内に限っては、暖冬はエネルギー資源の節約に繋がる。「地球温暖化が暖冬をもたらした」可能性がある一方、「暖冬は、これ以上の温暖化防止に貢献した」と言えないこともない。 まず、暖かい冬であることによって、暖房用の石油やガスの消費はかなり節約されるはずだ。室内暖房のほか、例えばお風呂を沸かす時にも、沸かす前の水道水温や外気温が暖かいほうが節約になる。じっさい、日本ガス協会が2月27日に発表した1月の全国のガス販売量は、前年同月比3.4%の減少、特に、全需要の38%を占める家庭用が前年比9.6%も減ったというから相当な効果である。 除雪対策を請け負う業者の方々にとって大幅な収入源になることはお気の毒としても、除雪車が出動しなければその分、燃料の節約にもなるだろう。 では、地球規模で暖冬が進めば、暖房のための燃料消費が節約され、いずれ温暖化が防止されることになるのだろうか。いや、これはかなり一面的で危険な見方であるようだ。少なくとも、夏が暑くなる分、冷房のために多量の燃料が消費されるだろう。 それと、すでにハリケーン、竜巻、局地的な豪雨などという形で起こっているように、温暖化は、過去に無かったような甚大な気象災害をもたらす恐れがある。 また、暖冬自体は、インフルエンザの流行を一定抑える効果があるが、マラリアほか、熱帯起源の伝染病が拡大する恐れもある。 局所的に見れば暖冬にはプラス面、マイナス面両方があるが、地球規模、かつ長期的な目でとらえたときには、不可逆的な変化が起こる前に、温暖化防止対策を緊急に講じておく必要があるように思う。 謎の事件 各種報道によれば、2月23日21時50分頃、千葉県柏市増尾台の東武野田線線路わきで、左手首におもちゃの手錠をはめ、両足をビニールひもで縛り、口を粘着テープでふさいだ状態で倒れている男性が発見され、その後死亡が確認された。 この事件については、伝えられる報道内容にも食い違いがあり、また、自殺の可能性が高いと言われるなど、首をかしげる点が多い。 まず、事件の概略だが(いずれもネット記事。引用必然性のある部分以外は省略)
次に、死因だが、「口に粘着テープが張られ、両足にはビニールひもが巻かれていた」人が自殺するというのは常識的には考えにくい。しかし、このことについては
現場の状況がよく分からないので何とも言えないが、自殺をする人がわざわざ自分の口に粘着テープを張り、両足を縛って手錠をかけてからフェンスを越えて線路に飛び込むというのは、普通では考えられないことだ。亡くなられた方のご冥福をお祈りするとともに、なぜこのような不自然な状況が起こったのか、原因を解明してもらいたいところだ。 |