じぶん更新日記1997年5月6日開設Copyright(C)長谷川芳典 |
【思ったこと】 _70408(日)[教育]第13回大学教育研究フォーラム(2)鈴木敏之氏の小講演(2)経済財政諮問会議/大学全入時代への対応 3月27日の午前中に行われた、鈴木敏之氏(文部科学省高等教育局・企画官)の ●学士課程教育の改革とFD という小講演の感想の2回目。 講演の後半ではまず、経済財政諮問会議の伊吹文部科学大臣(臨時委員)提出資料「大学・大学院改革への取り組み」(H19.2.27)について説明があった。なお、この小講演が行われた27日の夕刻には、大田大臣 経済財政諮問会議後記者会見も行われている。賛否両論があるところだが、好むと好まざるに関わらず、昨今の大学改革の方向は、この諮問会議に引きずられている面が大きい。 なお、今後は、教育再生会議においても、高等教育の問題が検討される見込みである。 いわゆる2007年問題の1つとして、大学全入時代(大学募集人数総数が入学希望者数総数を上回り、えり好みをしなければ必ず大学に入れる状態のこと)が口にされてきたところであるが、今回の鈴木氏の講演によれば、どうやら、現時点ではまだ「全入」には至っておらず、「近い将来ほぼ100%に」というように見通しが修正された模様である。主たる原因は、大学への志願者数が予想以上に増加したためであるようだ。 いずれにせよ、近い将来の全入時代を見通しつつ
なお、教養教育の充実に関しては、リベラルアーツについての優れた実践に対する新たな財政支援策が検討されているとのことであった。また、すでに一部では着手されているが、今後は、大学院におけるFDが強く求められている。 次回に続く。 |