じぶん更新日記1997年5月6日開設Copyright(C)長谷川芳典 |
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昨日に続き、日の出の写真。岡山ではいっこうに雨が降らず、大学構内の芝地では、雑草すら萎れて枯れる始末。そろそろ雨が欲しいところだが、そのいっぽう、台風11号の動きが気になるところだ。9月18日〜20日は、東京で日本心理学会の年次大会が開催される。交通機関に影響が出なければいいのだが...。
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【思ったこと】 _70914(金)[教育]FD活動10年を振り返る(3)10回目を迎えた桃太郎フォーラム 岡大・五十周年記念館で、平成19年度 「桃太郎フォーラム]」が開催された。6月24日と6月25日の日記でも言及したように、今回のフォーラムでは、私自身が、 ●「岡山大学におけるこれまでのFDの取り組み −この10年の総括及び今後の展望− 」 という演題の特別講演を仰せつかった。 講演の要旨はこちらにリンクした通り。ちなみに、「桃太郎フォーラム」の名前の由来となった岡山市の国民宿舎「おかやま桃太郎荘」(小串)は今年の3月28日、施設老朽化のため閉館している。 なお、岡大の全学研修は第1回目から4回目までは宿泊研修の形をとっていたが、第5回(2002年度)より学内一日研修に変更している。参加者アンケートの結果をふまえたほか、宿泊型だと参加者数に制限があること、また、経費がかかりすぎることなどが、日帰り研修に切り替えた理由である。 この種のイベント型企画がFD活動としてどこまで意義があるのかについては種々議論があるようだが、岡大の特徴はとにかく毎年、かなり具体的な問題について分科会に分かれて討議をするというところに特徴がある。過去に取り上げたテーマはこちらの参考資料に公開されている。 10年も経つと、改革のある部分については見直しが検討されるようになった。今年の分科会では、すでに導入されている「履修登録単位数の上限制」についての再考するというテーマも含まれている。また昨今の学内外の情勢を反映して「GPA制並びに成績の厳密な評価」や「学生のメンタルケア」も取り上げられている。単に学外講師をお呼びしてお話をするという啓蒙型ではなく、ボトムアップ型で具体的な改革をめざしてきた、というのが岡大型のFDフォーラムの特徴と言えるだろう。 次回に続く。 |