じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典



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 月と金星。写真上は12月6日6時19分、写真下は前日の12月5日6時28分撮影。天文年鑑によれば、月と金星は12月6日の9時37分に、7°06’まで接近する。


12月5日(水)

【ちょっと思ったこと】

恒例、紅白出場者のうちの「全く知らない」率

 今年の紅白出場者が発表になったそうだ。出場予定者の方々にはまことに失礼だが、例によって、全く知らない方の比率などをリストアップさせていただく(敬称略、カッコ内は出場階数、上段紅組、下段白組)。
  • お名前もお顔も知っている:19名(組)
    あみん(2、但し、昔のお顔のみ)/石川さゆり(30)/小林幸子(29)/坂本冬美(19)/天童よしみ(12)/長山洋子(14)/浜崎あゆみ(9)/和田アキ子(31)
    五木ひろし(37)/北島三郎(44)/さだまさし(19)/SMAP(15)/鳥羽一郎(20)/氷川きよし(8)/平井堅(5)/布施明(23)/前川清(17)/美川憲一(24)/森進一(40)
  • お名前は聞いたことがあるが、お顔は全く浮かばない:6名(組)
    モーニング娘。(10)/川中美幸(20)
    秋川雅史(2)/TOKIO(14)/ポルノグラフィティ(6)/米米CLUB(5)
  • お名前もお顔も全く知らない:34名(組)
    aiko(6)/絢香(2)/アンジェラ・アキ(2)/AKB48(初)/大塚愛(4)/香西かおり(15)/倖田來未(3)/伍代夏子(14)/DREAMS COME TRUE(12)/中川翔子(初)/中島美嘉(6)/中村中(初)/中村美律子(12)/ハロー!プロジェクト10周年記念紅白スペシャル隊/Berryz工房(初)/℃-ute(初)/一青窈(4)/平原綾香(4)/BoA(6)/水森かおり(5)/mihimaru GT(2)/リア・ディゾン(初)/
    w-inds.(6)/EXILE(3)/Gackt(5)/北山たけし(3)/コブクロ(3)/スキマスイッチ(3)/すぎもとまさと(初)/寺尾聰(2)/徳永英明(2)/馬場俊英(初)/槇原敬之(2)/WaT(3)
 ということで、今回の「全く知らない率」は、34÷(19+6+34)=57.6%であることが分かった。

 ちなみに、昨年は、
  • お名前もお顔も知っている:16名(組)
    五木ひろし、石川さゆり、北島三郎、小林幸子、氷川きよし、美川憲一、森昌子、森進一、和田アキ子、細川たかし、さだまさし、前川清、布施明、仲間由紀恵、中居正広(スマップを含む)、天童よしみ、
  • お名前は聞いたことがあるが、お顔は全く浮かばない:10名(組)
    川中美幸、倖田来未、坂本冬美、長山洋子、鳥羽一郎、浜崎あゆみ、藤あや子、堀内孝雄、ポルノグラフィティ、ギャム&モーニング娘(←ギャムというのは全く知らない)
  • お名前もお顔も全く知らない:30名(組)
    アイコ、秋川雅史、絢香、アクアタイムズ、アンジェラ・アキ、ウィンズ、今井美樹、オレンジレンジ、大塚愛、北山たけし、ゴスペラーズ、香西かおり、コブクロ、伍代夏子、シーモ、スガシカオ、スキマスイッチ、ドリームズカムトゥルー、DJオズマ、中島美嘉、トキオ、徳永英明、夏川りみ、平原綾香、ボア、ボニーピンク、水森かおり、ミヒマルGT、ワット、黒崎めぐみ
となっており、「全く知らない率」は53.6%である。この比率が高くなるということは、芸能界への無関心度がさらに増していることを示す。なお、私の場合、比較的ベテランで、出場回数が多い場合に、「お名前もお顔もしっている」に該当する傾向が高いようだ。また、日曜昼の「のど自慢」はたまに視ることがあるので、その時にゲストで出場される方は比較的記憶に残りやすい。




ホームズ彗星39、40回目

 12月5日の夕食後も、双眼鏡でホームズ彗星とアンドロメダ銀河を見比べることができた。明るさや大きさは前日同様。通算39回目。3日連続。

 12月6日の早朝5時すぎにも半田山の上、低い位置でホームズ彗星の位置をかろうじて確認できた。通算40回目。但し、さらに地平線に近づいた5時半頃には、見分けがつかなくなっていた。

【思ったこと】
_71205(水)[心理]徴兵制を導入すれば若者は規律正しくなるか?(5)レスポンデント型の条件/宗教的な随伴性

●徴兵制を実施し、一定期間、訓練や規則正しいルールにのっとった生活を強制すれば、若者は規律正しく行動するようになり、「モラルハザード、規範意識の欠落、希薄化」を改善することができるか?

という問題を考える連載の5回目。

 前回の日記では、強制力の強い訓練場面であっても、命令者と服従者の関係が、捕虜収容所のような場合と、親子、師弟、先輩後輩といった尊敬や愛情を伴った関係の場合では、効果の及ぶ範囲や効果の持続性に違いがあるかもしれないということを述べた。

 本題からはやや脱線するが、教育場面では、オペラント条件づけの基本随伴性とは別の方法による訓練や躾けが可能である。但し、それが望ましいことであるか、排除すべきものであると考えるかは別に議論しなければならない。

 まず、これは「徴兵制」とは全く別問題だが、「三つ子の魂百まで」という諺にもあるとおり、幼少期に叩き込まれた行動や価値観が将来にわたって影響を及ぼすことが考えられる。これはある種のインプリンティングかもしれないが、多くの場合は、レスポンデント条件づけの原理に基づくと考えられる。

 価値観の中でも、ある対象に嫌悪を感じさせるような条件づけというのは、そう簡単には消去されにくい。民族や人種差別、隣国への敵対感などは、それらの対象を不快や恐怖をもたらす事象と繰り返し対呈示されることでレスポンデント的に条件づけられる。このような可能性は、スキナーが『科学と人間行動』のなかでちゃんと指摘している。

 宗教的な価値観もレスポンデント的に条件づけられる。神への畏敬、天国への美化、地獄への恐怖などがこれに相当する。それゆえ、宗教的に条件づけられた道徳や倫理は、信仰を捨てない限りは将来にわたって持続しやすい。

 もっとも、宗教的な随伴性というのはあくまで観念的に形成されたものであって、個別の行動に対して具体的な結果を与えるわけではない(例えば、何か悪いことをしたからといって、神罰が下るということは科学的にはありえない)。そこでしばしば、言い訳づくりや先延ばしをもたらすこともある。一部の聖職者は別として、一般人のすべてを宗教的な随伴性で善導するということは現実には困難であり、むしろ弊害のほうが多い。

 次回に続く。