じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典



10月のインデックスへ戻る
最新版へ戻る
§§
 2009年版・岡山大学構内でお花見(75)時計台前の金木犀。

 大学構内各所で金木犀の花が見頃となっている。金木犀は、花がたくさん咲く年とあまり目立たない年があり、じっさい、昨年掲載したこちらの樹は、今年は花付きが悪いようだ。気候や病虫害の影響もあるのではないかと思う。


10月16日(金)

【思ったこと】
_91016(金)[電脳]プリペイド型データ通信の5000円無料分、一夜にして吹っ飛ぶ

 9月12日9月19日の日記に書いたように、某社のデータ通信サービスを試用させていただいた上で契約を検討していたところであったが、最終的に
  • アウトレットUSBスティックタイプ 9980円
  • ご利用開始日から90日間を期限に最大5,000円分の通信料が無料
  • プリペイドのチャージ契約の事務手数料2835円は無料
という商品を購入した。

 インターネットの利用は、私の場合、ふだん、家ではADSLで常時接続しているし、職場では学内LANを使っているので、データ通信のサービスを利用する必要は全く無い。出張先、帰省先、ドライブの途中などでネットを検索したり、この日記をエントリーしたり、Eメイルを送受信したり、地図を見たり、といった目的で使うので、月々4000円や5000円の定額料金はちょっと高すぎると思っていた。月決め定額料金のプランの中には、最低料金580円というのもあったが、これまでの試用体験から言えば、ほんの数時間使っただけでも10MB相当のパケットなどすぐに吹っ飛んでしまうので、結局は毎月、5000円〜6000円を上限額を支払う可能性が高い。であるなら、
  • 1時間使い放題 定額 315円
  • 1日使い放題定額 630円
  • 7日間使い放題定額 2,205円
  • 30日間定額 4,410円
となっているので、連続して使い続けても4410円、1か月以上使わない時はゼロ円になるのでそのほうがお得であると判断した次第である。




 このサービスを選択したこと自体は良かったと思っているが、商品が届いた初日に重大な落とし穴があり、通信料無料なる5000円分は、私が気づかなかったうちに一夜にして吹っ飛んでしまった。その理由は、商品到着後に初めて接続を試みたさいに、接続成功後にパソコンを稼働状態にしているうちに1MBあたり63円の通信料が引かれていき、あっというまに5000円を使い果たしてしまったことにあった。

 その後、説明書等をちゃんと読んでみると、確かにこの商品の場合、契約のデフォルトは、スタンダードプラン63円/MBとなっており、自身でマイページにアクセスして、プリペイドの定額プラン選択をしない限りは、あれよあれよという間に通信料が引かれていってしまう仕組みになっていたのであった。説明書に書いてあると言われればそれまでだが、これってずいぶん不親切ではないかなあ。使用開始から1か月無料というサービスもあるくらいだから、せめて、1日分無料にするとか、あるいは、デフォルトを1日使い放題定額契約にしておくくらいの配慮があってもよいのにと思った。




 では、初回の接続成功後、いったいどこにアクセスして5000円分を使ってしまったのか? ここにも、きわめて不親切な部分があった。契約申し込み後に送られてきた案内メイルに従って、契約変更やプリペイドチャージを行うためのマイページにアクセスしようとしたのだが、初期ログインIDがどこに書いてあるのかさっぱり分からない。接続状態で、当該会社のサイトや、検索サイトをあさってウロウロしているうちに、ウイルス対策ソフトの更新、Windowsの自動更新、さらには統合ソフトやPDF閲覧ソフトなどの自動更新が次々と起動し、勝手に大量のデータ通信を開始してしまったのである。但し、厳密に言えば、統合ソフトなどのアップデートの場合は、ユーザに確認ボタンを押すように促すダイアログが表示されており、このときにうっかりOKボタンを押さないでおけば、通信量はかなり節減できたとは思う。

 でもって、契約やチャージに必要な「初期ログインID」なるものはその日には見つけ出すことができなかった。翌日電話で問い合わせたところ、「初期ログインID」は、ICチップの台紙に記されている数字列であるという。確かに、マニュアルの中にもその説明があることを確認できたが、これには気づかなかった。台紙なるものは、普通は、ICチップを切り取ったあとは捨ててしまうものではないかなあ。




 このほか、商品購入後に気づいたことをいくつか。
  • プリペイドチャージで利用するためにはAPN設定を変更しなければならないという。ご利用ガイドには「購入時同梱のチラシ、または取扱説明書にてご確認ください」となっていたが、そのような同梱物は見あたらなかった。1時間以上悪戦苦闘したあげく、取扱説明書なるものは、USBスティック内にPDFファイルとして含まれており、ユーティリティソフト起動時のヘルプから閲覧できることに気づいた。これって、相当に不親切だなあ。
  • 30日選択の期限が過ぎていることに気づかずに使い続けると、今回の私のケースと同様、チャージした残金から1MBあたり63円の通信料が次々と引かれていく。
  • プランを自動更新にすればその心配は無いが、長期間使用しない場合の自動更新解除設定を怠ると、そのままチャージ残金から引かれていく。
  • 案内サイトによれば、
    • 「残高有効期限」とは、チャージした料金をご利用いただける期限で、最終チャージ日を1日目として90日目の24時が残高有効期限となります。残高有効期限が終了すると使用されなかったチャージ残高は無効になります。
    • 「契約有効期限」とは、EMチャージをご利用可能な期限で、残高有効期限が終了した日から360日目またはご利用開始日から450日目の24時が契約の有効期限となります。契約有効期限が終了すると解約となります。
    ということなので、長期間使わないでおくと、チャージの残金は没収されてしまう。例えば、半年間全く使わないとしても、料金ゼロ円で済ませるわけにはいかない。チャージの最低金額は確か2000円なので、計画的なチャージと一定料金以上での利用が不可欠となるようだ。

 これさえ注意していけば、たぶん、快適な環境でデータ通信が利用できるとは思う。