じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典



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§§  大雨に煙る半田山。楽天版(11/11付)にも記したように、岡山では11月10日の15時頃からほぼ24時間、断続的に強い雨が降り、合計雨量は61ミリに達した。

 気象庁統計によれば、岡山の11月の降水量の平年値は51.2ミリ。わずか24時間で11月の一ヶ月分の雨が降ったことになる。写真は上から、農場のコスモス畑、文法経グラウンド、文法経駐車場北側の空き地。いずれも、半田山の頂上付近が煙っている。


11月11日(水)

【ちょっと思ったこと】

「平成廿一年」表記は定着せず

 各種報道によれば、天皇陛下の在位20年を記念する政府主催の式典がきょう12日、東京・国立劇場で開かれるという。

 このことに関連するが、今年の1月6日の日記で、「廿(=20)」使用は定着するか?」という話題を取り上げたことがあった。当時の麻生首相が披露した書き初めの落款のところで「平成廿一年」とすべきところが「平成廿十一年」と「十」を余計に書いていたことが指摘され、新年早々から、「漢字を知らない麻生さん」を印象づけることになってしまったという話題であった。その後、政権も変わり、平成21年もあと1カ月半となったが、どうやら、「20」を「廿」と表記する習慣は定着しなかった模様である。

 考えられる原因としては、昭和廿一年〜廿九年頃に比べると、
  • 「廿」はそもそも常用漢字でない。
  • 和暦より西暦を使うことが多くなった。
  • 和暦を使う場合でも、漢数字ではなく算用数字を使う。
  • 新聞の見出しなどの縦書きの文でさえ、算用数字を使う。
  • 手書きの文書が減り、ワープロソフトに組み込まれている漢字変換どおりに表記されるようになった(但し、ATOKでは「にじゅう」を変換すると、「二十」のほか「廿」という候補もちゃんと出てくる)。
などが考えられる。

 なお、Googleで「平成廿一年」を検索したところ、1万2800件がヒット。これに対して、
  • 「2009年」(「2009年」を含む)は、4億100万件
  • 「平成21年」(「平成21年」を含む)は1490万件
  • 平成二十一年は、923万件
となっており、上記の推測通り、少なくともネット上では「和暦より西暦」、「漢数字より算用数字」の表記が多くなっているようだ。