じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典



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2010年版・岡山大学構内でお花見(8)受験生を迎える花たち

2月24日の岡山は23日よりさらに気温が上がり、最高気温(但し、午前0時〜午後3時の間)は18.8℃(昨日は17.7℃)まで上昇した。

 2月25日は国公立大学の前期・個別学力試験が行われることになっており、大学構内は下見の受験生たちで賑わっていた。写真は、受験生を迎えるフユシラズとオオイヌノフグリの花。この季節外れの暖かさは明日も続く見込みであり、最高気温は19℃まで上がると予想されている。例年になく暖かい気候の中での入学試験となりそうだ。


2月24日(水)

【思ったこと】
_a0224(水)[一般]オリンピックは、個人を応援するのか、国を応援するのか(8)「国どうしで競い合うこと」のその他のメリット

 昨日の日記では、国どうしで競い合うことには、
国どうしで競い合っているほうが、多くの人々の関心をひきつけやすく、公共放送の番組としても取り上げやすく、かつ、国からの補助が得られやすい、というような理由による。...商業主義に利用されているという側面もある。
というようなメリットがあると指摘した。

 これらに加えて、

●競技の面白さにふれるきっかけを作る

という、よりポジティブな面ももちろんある。

 今回のオリンピックもそうだが、競技種目があまりにも多すぎる。しかし、1人の人間が観戦できる時間に限度があるので、ごく一部に対してしか関心を示さない。そういう中で、新奇な種目であっても、日本人選手が出場するということになればその分大きく取り上げられ、周囲も騒ぎだし、結果的にその種目の面白さが浸透するきっかけになるということはありうると思う。

 そういえば、今回は、カーリング女子の奮闘ぶりが大きく報じられた。結果的には最終戦を勝利で飾ることができず1次リーグ3勝6敗で終わることになったが、これをきっかけに、カーリングのルールを初めて知ったり、その醍醐味を堪能した人たちも少なくなかったと思う。

 どんなことでもそうだが、物事に興味を持つには何らかのきっかけが必要である。外国人ばかりが活躍している競技では、日本に紹介されることも少なく、結果的に競技人口はいっこうに増えない。

 このほか、日本人選手が出場する場合は、その選手の生い立ち、努力、いろいろな人からの支援や繋がりが紹介されることが多い。このことによって、単にメダルを取るかどうかという結果論ではなくて、選手個人の努力のプロセスを知ることができ、その分、感動が大きいというメリットもあるだろう。

 もっとも、以上に挙げたメリットは、裏を返せばすべて弊害にもつながる。次回は、このことについて考えてみたい。

次回に続く。