じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典



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 4月1日にケープポイントで投函した絵はがきが8月2日に到着。

 南部アフリカ旅行の途中の4月1日、ケープポイントのポストに、妻宛の絵はがきを投函した。普通、旅行先からの絵はがきは1週間前後で日本に配達されてくるのだが、この、アフリカ最南西端で投函した葉書は、5月になっても6月になっても届けられることがなかった。あのポストは使われていなかったのかもしれない(←そう思っていたからこそ、投函したという証拠写真を撮っておいたところもあった)、ひょっとして50年後に配達されると面白いなあと思っていたところ、なっなんと8月2日になって、やっと配達されてきた。

 ちなみに消印は「2010.7.23.CAPEMAIL」となっており、どうやら4月1日から7月23日までは、写真のポストの中に溜まっていたものと思われる。その後日本に届けられるまではちょうど10日間であった。アフリカ最南西端で投函したという記念スタンプのようなものは押されていなかった。


8月3日(火)

【思ったこと】
_a0803(火)[一般]恐竜絶滅 ほ乳類の逆転(2)カンガルーはなぜ人間になれなかったのか?

 昨日に続いて

「恐竜絶滅 ほ乳類の逆転 後編 運命の逆転劇」

の感想とメモ。

 番組の後半では、「有胎盤類はなぜ有袋類より強くなったのか?」という話題が取り上げられた。

 比較されたのは「スミロドン」という有胎盤類と、「ティラコスミルス」という有袋類であった。どちらも肉食であり、大きな犬歯を持つなど、形は酷似していた。北米と南米が別々であった頃、スミロドンは北米大陸に、ティラコスミルスは南米大陸に別々に住んでいたが、その後両大陸が陸続きとなって移動できるようになると、スミロドンが南米のほうに勢力を拡張していった。

 両者の物理的な強さは互角であったようだが、脳の大きさは有胎盤類のスミロドンのほうが1.5倍の大きさを持ち、その分、賢い狩りができたものと推測されている。

 有胎盤類のほうが脳が発達できた理由は、有袋類は妊娠期間が短く、豆粒のような大きさで生まれてきた子は、乳首を口に加え続けなければならないため、早い時期に脳が固まってしまうらしい。胎盤から栄養を補給できていた有胎盤類では、同じ期間、さらに脳を発達させることができたという。

 このほか、有胎盤類が登場した大陸のほうが面積が遙かに広く、そのぶん過酷な自然環境や多様な生物との競争がたくさんあり、それらが脳を発達させた可能性もあるという。

 生物界では、厳しい自然選択をくぐり抜けないと進歩や発展は起こりにくいということだろう。表題の「カンガルーはなぜ人間になれなかったのか?」の話題に戻るが、有袋類であったことと、過酷な自然選択が無かったという2点において、人間のように進化できる可能性はきわめて少なかったと考えることができそうだ。




 このほか、この番組で面白いと思ったのは「アジオコリフォドン」であった、CGで見る限りは、その姿や形はカピバラそっくり。カピバラがなぜ癒し系動物なのかについては諸説あると思うが、もしかしたら、カピバラが我々人類の遠いご先祖さまである「アジオコリフォドン」にそっくりの形をしているため、ご先祖さまへの敬愛の念が癒しの源になっているのかもしれないとふと思った。