じぶん更新日記1997年5月6日開設Copyright(C)長谷川芳典 |
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2010年版・岡山大学構内の紅葉(3)南北通りのイチョウ。 岡大構内のイチョウ並木には、南北方向と東西方向に並ぶものがあるが、南北方向のほうが日当たりが悪いせいか、先に黄葉が始まる。夕刻のほんの一瞬、本部棟と農学部棟の間から差し込む夕日が南北通りのイチョウの上部を照らす。 |
【思ったこと】 _a1028(木)日本心理学会第74回大会(35)ことばと社会:心理学的アプローチの可能性と問題点(3)コミュニケーション様式の文化差(2) 話題提供の後半のほうでは、アメリカの高齢者は、自分がリクエストしたサポートをちゃんそやってもらうことが効能感を高める要因になるが、日本の高齢者の場合は、自分からリクエストしないのにサービスをしてもらったという時のほうが効能感が高いというような話があった。これもまた、「低コンテクストのコミュニケーション様式では、言語的なサポートを要請し、明示的なコミュニケーションを好む。いっぽう、高コンテクストのコミュニケーション様式では非言語的なサポートを要請し、暗黙のコミュニケーションを好む。」という違いの反映であろう。ただし、聞き逃した部分があるので、ご趣旨を正確に理解したかどうかは自信がない。 ま、昨日も述べたように、少なくとも私自身は、高コンテクスト社会などというのは、面倒で陰湿で窮屈でたまらない。仮に私が高齢者施設の利用者になったときは、こちらが望まないような余計なサービスはしてもらわないほうがいい。集団参加型のイベントなども時間のムダにしか感じないだろう。その代わりといってはわがまますぎるかもしれないが、とにかく、こちらがリクエストしたことだけはちゃんとやってもらいたいという願望がある。別段、王様のように周囲に次々と命令を下すというわけではなくて、とにかく静かな空間と、パソコンが使える環境と、自然に接するための散策の機会が適度に与えられれば、それ以上のことはあまり望まないのだけれど...。 後半ではこのほか、言語習得と言語使用へのインプリケーションという話題があった。
次回に続く。 |