じぶん更新日記1997年5月6日開設Copyright(C)長谷川芳典 |
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今年の6月は梅雨らしい天気が続いており、気象庁統計によれば、6月中に日照時間が5時間を超えたのは、6月3日(5.4時間)、6月6日(10.9時間)、6月14日(6.1時間)のわずか3回となっている。6月17日は曇りがちではあったが、夕刻の3時間程度は晴れ間がでており、田植えの終わった田んぼが緑色に輝き、周辺の木々や建物が水面に映っていた。 |
【思ったこと】 _b0617(金)2011年版・高齢者の心と行動(19) 「楽しい」、「嬉しい」、「喜ぶ」の違い(5)「五情」と「六情」と三字経 昨日の日記の中で、中国の五情や六情では 五情:1.喜 (よろこび)、2.怒 (いかり)、3.哀 (かなしみ)、4.楽 (たのしみ)、5.怨 (うらみ) 六情:1.喜、2.怒、3.哀、4.楽、5.愛 (いとしみ)、6.憎 (にくしみ) というように、「喜び」と「楽しみ」が区別されていることを指摘した。というか、それらに共通する「喜怒哀楽」には、「喜び」と「楽しみ」が別々に入っている。この経緯については全くの素人であるが、ネット上で得た雑学的知識をもう少し追加しておく。 まず、「五情」は、五行説に関係が深く、喜は木に、怒は金に、哀は水に、楽は火に、怨は土に割り当てられるという。このうち、「木」と「火」は
木は、五臓では「肝」、五腑では「胆」、五官では「目」、五塵では「色(色覚)」、五獣では「青竜」 火は、五臓では「心(心包)」、五腑では「小腸(三焦)」、五官では「舌」、五塵では「触(触覚)」、五獣では「朱雀」 などが配当されているという。あくまで素人判断であるが、「喜ぶ」のほうは春のうきうきした気分、「楽しみ」のほうはもう少し活発で賑やかな気分に近いようにも思える。 以上に対して、五情も六情も「喜怒哀楽」は同一であり、五情では「怨み」があるのに対して、六情はそれが、「愛しみ」と「憎しみ」に置き換わっている。 いっぽう、ネットで調べた限りでは、三字経では 「楽」は含まれていない。
次回に続く。 |