じぶん更新日記1997年5月6日開設Copyright(C)長谷川芳典 |
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2011年版・岡山大学構内の紅葉(4)農学部のイチョウ並木
農学部構内のイチョウ並木の黄葉が見頃となってきた。毎年のことだが、南北方向(写真下)のほうが、東西方向よりも早く黄葉する。昨年の写真が11月4日の日記にあり。黄葉の度合いは昨年とそれほど変わらないように見える。 |
【思ったこと】 _b1108(火)日本園芸療法学会2011年長野大会(12)やる気スコア(1) 昨日に続き、2日目午前中に行われた口頭発表についてのメモと感想。 「やる気スコア」と呼ばれる意欲の低下を測る尺度が用いた発表があった。ネットで検索したところ、こちらに原版があった。16点以上になると意欲低下を示すということであった。このほか、関連資料がこちらやこちらにあった。 脳卒中の患者さんなどに実施されているもので、Starksteinほかが1993年にStroke誌で発表した尺度を島根医科大学第3内科が翻訳作成し、標準化したものらしい【←リンク先が当該研究の出典であるかどうかは未確認】。0点から3点の4件法で14項目からなり、16点以上であるとやる気低下と判定されるという。 「3 2 1 0」の評定は、左から「全く違う、少し、かなり、まさに」ちなみに、島根医科大第3内科版は「やる気スコア」と呼ばれているようだが、原典は「Apathy Scale」となっており、直訳すれば、「無気力・無関心スコア」ということになる。じっさい、リンク先の論文でも、 Apathy is defined as the absence or lack of feeling, emotion, interest, or concern.と定義されている。 であるからして、この尺度が「やる気一般」を測る万能尺度であるかのように一人歩きしてしまうと誤解を招くように思えた。もっとも、当該の口頭発表自体は、急性期の患者さん対象の理学療法に関する内容であったので、原典に即した尺度利用であることは確かである。 次回に続く。 |