じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典



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 早朝の散歩時、一般教育棟構内の「ヴィーナス池」にピンク色の花があり、睡蓮の花が咲き始めたのかと思って近づいて見たところ、その正体は、水面に浮かんでいるサツキの花びらであった。

 この時期、周辺ではサツキの落花が始まっているが、水気を含んでいて根元付近に落ちるため、風でここまで飛ばされたとは考えにくい。どこぞの風流人がわざと水面に浮かべたのだろうか。
※水面には紙くずなどのゴミも浮かんでいる。もう少し綺麗にしたいものだ。

6月4日(月)

【思ったこと】
_c0604(月)岡山市の市民意識調査(4)耐震性、健康づくり

 昨日の続き。今回はまず、こちらの資料に基づき、耐震性や耐震改修について考えてみることにしたい。

 まず、「問21 あなたは、自宅の耐震性について考えたことがありますか」に対しては、66.9%が「ある」、25.8%が「ない」と回答していた。また、「問22 今後耐震診断や耐震改修を行おうと思いますか」に対しては
  • 早急に検討したい。 2.0%
  • 市の補助などを利用できるのであれば検討したい。 23.3%
  • 将来的には検討したいが、今は考えていない。 41.3%
  • 思わない。 23.6%
  • 無回答 9.8%
となっていて、耐震性について考えたことがある人は多いものの、耐震診断や耐震改修に対してはあまり積極的ではなさそうだ。詳細資料では、木造建築のうちの42.5%が昭和56年5月31日以前の建築であるため、耐震診断や耐震改修をPRしていく必要があるというコメントがつけられていた。

 以上のデータは、自然災害に対する岡山市民あるいは岡山県民の危機意識が低いことの表れであると見なすこともできるが、多少の疑問が無いわけでもない。というのは、このデータは「住民基本台帳と外国人登録データから18歳以上5000人を無作為に選んでアンケートを送付し、2523人から回答を得た」ものを集計したものであって、借家や社宅等に住んでいる人も含まれていると思われるからである。そういう意味では、「問20 あなたの自宅は、いつ頃建築されましたか。」に対して、2523人のうち、無回答の9.8%を除く90.2%が回答しているというのは疑問が残る。90.2%の回答者は全員持ち家なのだろうか。もしそうでなくて、現在は借家だが、実家のことを自宅と見なして回答しているのであれば、回答結果の解釈には十分な注意が必要である。

 次に、健康づくりについての調査では、「問23 現在の健康状態をどのように感じていますか。」に対して、「よい」が20.3%、「まあまあよい」が57.6%で、合計77.9%となっていた。この比率は、平成19年度、21年度と比較してあまり変わっていないとコメントされていた。「問24 地域で行われている「健康づくり運動」に参加していますか。」に対しては、84.9%が「参加していない」と答えており、年度別推移を見てもこの傾向はほぼ変わらないとコメントされていた。私自身、地域でどういう「健康づくり運動」が行われているのか全く知らないし、わざわざ時間を割いてまでそういうものに参加しなくても、日々の散歩や園芸作業、栄養管理などに気をつければそれで十分という気がしている。

 このほか、こちらの項目別資料には、「第9章 地産地消の推進について」、「第10章 男女共同参画について」、「第11章 多文化共生社会について」、「第12章 芸術文化の振興について」など興味深いデータがあったが、時間の関係で今回は省略とさせていただく。