じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典



06月のインデックスへ戻る
最新版へ戻る
§§
 今年はしっかりした梅雨となっており、たっぷりと水を吸った地面や切り株からはキノコが出現するようになった。写真は一般教育棟内の切り株で見かけたキノコ。このうち黄色いものはツノマタタケ(角又茸)の可能性が高い。以前、タスマニアでも似た色・形のものを見たことがあり、このキノコを見るたびにその時のことを思い出す。

6月25日(月)

【思ったこと】
_c0625(月)冬のソナタ・新編集版(1)今回のカットシーン

 6月19日から、テレビ東京系列(TXN)の放送局で、岡山県と香川県を放送対象地域としているTSCテレビせとうちで、

冬のソナタ・新編集版

の放送が始まった。ネットで検索したところ、ご本家のテレビ東京では7月3日から放送開始となっており、岡山に住んでいたおかげで、2週間も早く視ることができたのはまことにラッキーである。

 このドラマは、私のお気に入りであり、2006年頃には、
特設サイトを作ったほどであるが、第4話までの感想と、シナリオを書き換える試みを行ったあたりで、更新がストップした状態になっていた。

 ちなみに、この冬ソナには、
  • NHKで最初に放送された吹き替え版は、かなりの重要部分がカットされている
  • 音楽著作権の問題から、挿入音楽等に違いがある
  • 吹き替え版のセリフと、韓国盤英語字幕にはいくつか不一致がある
といったいくつかの問題があり、特に2010年2月頃に民放で放送されたバージョンは、各回70分程度の完全版を45〜50分に収まるように大幅にカットした「ダイジェスト版」のようなもので、到底視るには耐えない代物であった(2010年2月12日の日記参照)。

 今回の新編集版は、放送時間は各回正味44分程度ながら、全20話を25話に再編集したということで、これまでの4回分を視る限りでは、カット部分は大幅に少なくなっているように思えた。

 夕食時に1〜4回分をざっと再生したところでは(記憶に頼っているため不正確。いずれ再チェックします)、今回の新編集版でもカットされていたのは、
  1. 【第1話】ユジンとチュンサンがバスを降りた時に最初に会話を交わす部分
  2. 【第1話】学校のトイレで、ユジンとオ・チェリンが対決するシーン(「スカートめくり」として知られている)
  3. 【第1話】放送室でチュンサンが配線を直すシーン
  4. 【第2話】山小屋キャンプで、火を囲んでみんなでゲームをするシーン
  5. 【第2話】キャンプからかえったあと、サンヒョクが自室でユジンと撮った写真を見て、その写真たてを伏せてしまうシーン。
  6. 【第2話】サンヒョクの家の下でユジンがサンヒョクの窓を見上げ、ドアのベルを鳴らそうとするが出来ないというシーン。
  7. 【第3話】ユジンの行方不明により婚約式がお流れになったあと、ユジンが部屋で机に座って、自分が高校生の時に描いたチュンサンの絵を見たり、ノートに走り書きするシーン。
といったあたりではなかったかと思う。

 しかし、それはそれとして、第2話の、チュンサンがユジンの家でアルバムを見た前後がカットされずに丁寧に残されており、今回初めてドラマを視た人にもチュンサンの心の変化がよく分かるように配慮されていたと思う。

 このほか、今回は、日本語と韓国語の二カ国語放送となっており、加えて、日本語の字幕が出ているのがありがたい。日本語のセリフと字幕の不一致もなかなか興味深いところである。反面、オリジナルに近づけたとはいえ、白い恋人たちの曲は、私が高一の時に流行っていた曲ということもあって、ひじょうに違和感がある。

 さて、このドラマは、ユジンを主人公として視る限りでは、初恋成就のハッピーエンドであるが、キム・サンヒョクの視点から見ると、
恋愛というのはしょせん、個人主義者どうしのわがままの偶然の一致である。いくら献身的に尽くしても、報われないものは報われない。
という、「片想い不成就」を描いたドラマと言えないこともない。キム・サンヒョク役のパク・ヨンハさんが、もはやこの世に居ないということもあって、なおさらそういう思いが強くなる。命日の6月30日も近い。

 不定期で次回に続く。