じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典



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2012年版・岡山大学構内でお花見(46)ヒナギキョウ
 大学構内の芝地でよく見かける。同じように芝地に生えるニワゼキショウ、マツバウンラン、ネジバナなどに比べると遥かに花期が長く、草刈りを行ってもすぐにまた次の花芽が出る。2007年6月11日の楽天版に関連記事あり。


 ※岡山大学構内の花だよりのアルバム(追記更新型)を下半期上半期に分けて公開中です。下半期分は随時追加していきますので、時たま覗いていただければ光栄です。

7月12日(木)

【思ったこと】
_c0712(木)「おひとりさまの最期」講演会(5)おひとりさまの老後

 昨日の日記の続き。

 講演では引き続いて、「おひとりさまの老後」は問題だらけであるという点が指摘された。
  • 女性の単身高齢者の場合は、無年金や低年金といった問題
  • 男性の場合は、孤立に加えて貧困の問題
  • 予想を超えた超高齢社会によりロールモデルがない。
  • 年金制度の整備に追いつかない世代がある。
  • 自営業者比率が高い。←国民年金加入者。
  • 子どもへの依存度が高いにも関わらず、少子化、子世代の高齢化、家族の脆弱化、高齢逆縁等によりセーフティネットがない。
といった点である。

 ところで、こうした問題を解決する1つの方法としては、急激な少子化をくい止める施策や、子育て世帯への分厚い支援なども考えるのではないかと思われるが、「初めに、おひとりさまありき」という前提で議論をされているせいか、非婚の増加や出生率低下の問題については殆どふれられていないような気がした。もちろん、個人のレベルにおいては、結婚するかしないか、子どもを育てるかどうかは自由ではあるが、社会全体としてのレベルで国の将来を考える上では、この問題は避けて通れない。「おひとりさまが増えてしまったからどうしましょう」ではなく、個人の自由を前提としつつも、おひとりさまをこれ以上増やさないような施策、家族の脆弱化をくい止めるような施策というのがあってもよいのではないかと思う。

 次回に続く。