じぶん更新日記1997年5月6日開設Copyright(C)長谷川芳典 |
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7月19日の岡山は、最高気温が35.5℃の猛暑日。最低気温のほうも19日朝が25.9℃、20日朝は27.2℃と、熱帯夜が続いている。 写真は、その猛暑の中、マスカット・ユニオン(生協食堂)の前でうらじゃ踊りを披露するグループ。さすが日頃から鍛えているせいか、熱中症で倒れた人はいなかった。 |
【思ったこと】 _c0719(木)「おひとりさまの最期」講演会(11)在宅医療、在宅看取り 7月18日の日記の続き。 講演の最後の部分は、タイトルに直結した「在宅看取り」の話題であった。最初に言及されたのが、「家が病室、道路は廊下、地域が病院」の「尾道方式」として知られる、「チーム医療」と「在宅重視」の態勢である。チーム医療と言っても病院は看護ステーションのようなものであり、あくまで看護が主役、医療は脇役となり、「ケア(介護)」と「キュア(治療)の分離が行われる。その前提のもとで、訪問看護ステーションや医師が24時間対応態勢をとっているという。そもそも在宅の看護や医療という発想は、医療費抑制の一環として療養病床を減らすという厚労省発の発想であると思っていたが、この連載で取り上げてきた議論の延長として、上野氏は「在宅」を積極的に捉えているように見えた。その実例として、御自身が行った「往診同行取材」の様子や、訪問看護ステーションの活動が紹介された。 在宅の看護・医療は、最終的には、在宅ホスピス、在宅みとりという形をとることになる。これに関して、外来なし、在宅医療専門のクリニックが紹介されていた。ちなみに、現在では在宅死の比率は14%にとどまるという。1976年以降、病院死の比率が在宅死を上回るようになったという。 次回に続く。 |