じぶん更新日記

1997年5月6日開設
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 8月4日(土)の夜は、恒例の「おかやま桃太郎まつり・納涼花火大会」が開催された。昨年同様に、ベランダからの見物。昨年に比べるとやや地味であったような気がする。

8月4日(土)

【思ったこと】
_c0804(土)金メダルと銀メダル

 8月5日(日)の早朝散歩に出かける前にテレビのスイッチを入れたら、競泳400mメドレーで、日本男子が銀、女子が銅メダルを獲得したというニュースが流れていた。8月1日の日記の終わりのところに「日本の競泳陣はもともと得意と言われていた平泳ぎ以外の種目(背泳ぎ、バタフライ、メドレー)においても、過去に無いほどに大健闘しているように思う。 」と書いた通り、競泳陣の活躍には目を見張るものがある。

 その反面、柔道は、女子の松本薫選手が金メダルを獲得したのみで、男子は、オリンピックで初めて、金メダルを1つも獲得できなかった。

 そんななかで興味深いのは、同じ銀メダルを取っても、大健闘として称えられる場合と、「惜しくも銀メダル」と評される場合があることだ。おおむね、大健闘とされるのは、
  • 日本選手が過去に一度もメダルを獲得していない種目
  • 事前にあまり注目されていなかった種目
  • 自己記録を更新してメダルを獲得できた場合
などであり、「惜しくも銀メダル」と評されるのは、
  • 日本のお家芸であった種目。柔道など。
  • その選手に世界ランキング一位の実力があり、金メダルを取ってもおかしくないと思われていた場合。
などであるようだ。

 しかし、大穴と評されようが、本命視されようが、選手個人としての努力の量や質には変わりはないはずで、銀メダル獲得の文脈や状況によって、称賛のされ方が変わってくるというのは、少々気の毒な気もする。

 ちなみに、8月5日 午前6時05分現在の国・地域別メダルTop20は、
  1. アメリカ 26 13 15
  2. 中国 25 16 12
  3. イギリス 14 7 8
  4. 韓国 9 3 5
  5. フランス 8 6 8
  6. ドイツ 5 10 6
  7. イタリア 5 5 3
  8. カザフスタン 5 0 0
  9. 北朝鮮 4 0 1
  10. ロシア 3 15 10
  11. オランダ 3 1 4
  12. 南アフリカ 3 1 0
  13. ニュージーランド 3 0 4
  14. 日本 2 10 12
  15. キューバ 2 2 1
  16. ハンガリー 2 1 2
  17. ポーランド 2 1 1
  18. ウクライナ 2 0 4
  19. オーストラリア 1 12 7
  20. ルーマニア 1 4 2
となっていて【数値は、左から、金、銀、銅のメダル獲得数】、金メダルの獲得数では日本は14位タイだが、銀メダルの数10個は、中国、ロシア、アメリカ、オーストラリアに次いで5位タイ、銀メダルと銅メダル合計22個は、アメリカと中国の28個、ロシアの25個に次いで4位となっている。こうしてみると、
  1. 金メダルだけを狙っていてそれを達成した国・地域(カザフスタン、北朝鮮など)
  2. 金銀銅をまんべんなく獲得している国・地域(アメリカ、中国、イギリス、韓国など)
  3. 金メダルの数に比べて銀メダルが圧倒的に多い日本、ロシア、オーストラリアなど
このうち1.では、ゴールドメダリストは英雄として称えられ、2.は、国威発揚となるいっぽう、3.では、選手個人に対しては称賛や惜しむ声が寄せられるほか、どうしても「なぜ金がとれなかったのか」という形で批判が起こりやすくなる。早くも柔道については全日本柔道連盟の吉村和郎強化委員長が「結果が出なかったのは私の責任だ」と述べ、委員長を辞任する意向を示したとか。