じぶん更新日記1997年5月6日開設Copyright(C)長谷川芳典 |
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敬老の日を含む3連休は、妻の実家のある北九州に向かった。道路は比較的空いていたが、笠岡IC付近で事故渋滞に巻き込まれ、ノロノロ運転を強いられた。写真は横転した自家用車を撤去しているところ。 |
【思ったこと】 _c0915(土)日本心理学会・第76回大会(4)高齢者の「孤立と孤独」を心理学から考える(4)認知症高齢者について(1) 昨日の続き。ワークショップの2番目は、認知症高齢者についての話題提供であった。 話題提供ではまず、平成15年6月厚生労働省推計による認知症高齢者数の見通し、さらに新たな調査結果においてそれを上回る数が報告され、かつ増加傾向にあることが紹介された。2010年における認知症高齢者は305万人で、高齢者10人に1人の割合を占めているという。この増加の原因については特段の説明は無かったが、診断技術の進歩により新たに認知症と診断された人の数が増加した可能性もあるので、現代社会の環境要因が認知症増加をもたらしているかどうかは分からない。その後ネットで検索したところ以下の関連記事があったので引用しておく。【引用元はこちら】 認知症の高齢者300万人超 厚労省推計 65歳以上の「10人に1人」ということで、やはり、「認知症への理解」が進んだことが実数、比率の統計上の増加をもたらした可能性もあるようだ。 次に認知症の概略として、認知症の定義、認知症というのは「状態」を示す用語でありその原因には種々の疾患が含まれること、などが紹介された。 周知のように、認知症には、記憶障害、失行・失認などの中核症状と、行動異常などの周辺症状がある。しかしそれらはすべての患者さんに均一に現れるものではない。神経病理上の個体差や遺伝的要因が関与する一方、介護スタッフの対応の仕方によっても大きく変わってくる。とりわけ、BPSD(認知症の行動・心理症状、behavioral and psychological symptoms of dementia)は、当事者の認知機能そのものの低下を進めるほか、介護スタッフ側のQOL低下を招いたり、医療経済学的に負担を大きくするなどの問題があり、適切に対処することが求められているという。 次回に続く。 |