じぶん更新日記

1997年5月6日開設
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 タシケント市内のショッピングモール。タシケントは旧ソ連時代の1983年に観光したことがあるが、当時とはすっかり様子が変わっており、特に写真にあるモールに関しては、たまに映画を観に行く、イオンモール倉敷とそっくりで、違いを見つけるのが困難なほどであった。食品スーパー、衣料品、電化製品のほか、ゲームセンターや映画館、ファストフード店などがあった。但し、映画のほうは、アバターやパイレーツ・オブ・カリビアンなど、やや古い作品が上映されているように見えた。


2013年08月24日(土)

【思ったこと】
130824(土)トルクメニスタンとウズベキスタンの違い(続き)

 8月21日の日記で、検閲国家ワースト10のリストを引用した。それによると、トルクメニスタンのほうは、2006年に第3位だったものが2012年にはランク外というように評価がよくなっているのに対して、隣のウズベキスタンのほうは、2006年が第8位、2012年は第6位で、逆に悪くなっているような印象を受ける。また、非政府組織・国境なき記者団(RSF)により毎年行われている「世界報道の自由ランキング」の2013年のランキングは、トルクメニスタンは第177/179位で悪いほうから第3位、ウズベキスタンは第164/179位で悪いほうから第16位となっていた。ウィキペディアの該当項目を見ると、確かに、政治や人権の面でいくつかの問題点が指摘されているようである。

 もっとも、今回の旅行では、タシケントとヒヴァを短時間観光しただけであって、実際に何がホントで何がウソなのかを見極めることは全くできなかった。

 トルクメニスタンとウズベキスタンの違いについては8月17日の日記でも比較したことがあるが、さらに付け加えると、
  • トルクメニスタンの公共施設と思われる建物の正面や館内ホールには、現大統領ベルディムハメドフの写真が掲げられていたが、ウズベキスタンで、カリモフ大統領の肖像を見かけたことはなかった。
  • 上の写真にもあるように、ウズベキスタンでは、コカコーラなどの外資系の大型看板が目についた。
  • どちらの国も、空港での撮影は原則禁止。ボーディング・ブリッジを使わず、歩いて飛行機に乗ることが多かったので、飛行機の写真を記念に1枚という観光客も多いようだが、監視員がちゃんと見張っていて、シャッターを押した場合はその場でファイルの削除を命じられていた。飛行機の機体の撮影は、エチオピアでも禁止されていた。ボーイングやエアバスの機体を撮影しても特段の不都合はないように思われるのだが、不思議である。
  • バザールでの撮影は場所により禁止、場所により自由であった(上掲のショッピングモールでは、撮影禁止の指示はなかった)。もっとも、日本でも、営業上の理由で大型店舗の店内は撮影禁止のところが殆ど。また、当然のエチケットとして、許可無く店員や買い物客に勝手にカメラを向けることは慎むべきであろう。
  • 旧ソ連時代には鉄道や橋の撮影は御法度であったが、今回は、特にそのような注意を受けたことはなかった。軍施設や軍人、警察官の撮影は相変わらず禁止。
  • 入国の際の手続は、どちらの国でも相当の時間を要した。ビザやパスポートの番号や氏名をパソコンに打ち込んで照合することで時間がかかっているようであった。
  • 税関の検査はどちらも厳しい。10人程度のグループツアーの場合、ランダム?にあてられた1名は、スーツケースや小物入れの中まで調べられていた。また、トルクメニスタンでは、出国時にデジカメの撮影内容をチェックされていた人もいた。なお、ウズベキスタンでは、入国時に持ち込む外貨(ドルや円)の総額を2枚の申告用紙に記入し、1枚は自分で保管しておかなければならない。そして、出国時に再び、別の申告用紙に、外貨の総額を記入する。そのさい、出国時のほうが金額が増えていると、国内で商売をしたとみなされて増加分は没収されるようであった。また、空港には、国外に持ち出せる外貨は、ウズベキスタン人は2000ドルまで、外国人は(許可をもらった上で)5000ドルまでというようなポスターがあった(←長谷川の記憶のため、金額は不確か)。万が一、2000ドル以上を持ち込む/持ち出す場合には、注意が必要。
  • 空港では、施設内に入る時と搭乗口手前で二重の保安検査がある。手荷物にカメラのバッテリーや乾電池などを入れておくと、ひっかかることがある。



こちらに、

トルクメニスタンとウズベキスタン 〜アシガバート、ヤンギ・カラ、カスピ海、ダムラ村、地獄の門、ヒヴァ、タシケント〜

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