じぶん更新日記

1997年5月6日開設
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 昨日に続いて、文法経周辺の環境整備状況の写真。文学部プレート前の雑草は取り除かれたが【写真中】、ヤブガラシやヘクソカズラなどの蔓物はまだ植栽に絡まっていた。法学部と経済学部のプレート付近はまだ手が付けられていないようであった【写真いちばん下】。

2016年07月15日(金)


【思ったこと】
160715(金)韓流ドラマ「シークレット・ガーデン

 BS-TBSで放送されていた「シークレット・ガーデン」が金曜日で最終回となった。6月17日の日記に記したように、このドラマは平日17時台に放送されており、「ピノキオ」、「君の声が聞こえる」、「匂いを見る少女」に続いて4作品目として自動的に録画予約されたものであった。

 私が視聴した順は、上記の通りであったが、韓国でそれぞれのドラマが放送された順に並べると、 となっており上記4作品の中では最も古い。

 さて、ドラマのストーリーは、さすが、「韓国で驚異の視聴率37.9%を記録」、日本でも「韓流10周年 韓国ドラマ大賞」の総合第9位というだけあって、ストリーの展開においても、また美しい自然風景を含む映像描写においても、並みのドラマとは格が違うと感じさせるところがあった。とりわけ、第17話〜19話のあたりで、事故から意識が戻らないライムを助手席に乗せ、キム・ジュウォンが雨の中へ突進するシーンと、そのあとの展開は、「冬ソナ」や「屋根部屋のプリンス」にひけをとらない感動を与えてくれた。

 もっとも個人的には多少しっくりいかないところもあった。

 まず、このドラマの最大の特徴である「魂の入れ替わり」であるが、韓国語を全く知らない私にとっては、男っぽい喋り方、女っぽい喋り方の違いが、日本語字幕だけではうまく実感できなかった。

 それと、17話までのあたりで、ジュウォンとライムがなぜお互いに愛し合うようになるのかという必然性がイマイチ分からなかった。もちろん、結末のところでは、ライムの亡父の願いが働いていることが分かるが、亡父の願いがあってもなくても、当事者どうしの関わりの中だけで愛が成就されていかないとやはり不自然に感じてしまう。亡父がジュオンを救い出す際に愛する娘ライムをジュオンに託したとされているシーンがあるが、たまたま横で視ていた妻に言わせると「たまたまエレベーターの中に取り残された見ず知らずの男性に自分の娘を託すのはおかしい」ということになる。ま、もともと、恋愛などというのは偶発的な出来事の積み重ねで発展するものであり、運命的な糸のようなものを強調しすぎるとかえって窮屈を感じる可能性もある。

 ラストシーンはユニークであり、ああいう終わり方があっても良かったとは思う。なお、このドラマの解釈・感想としては、こちらこちらが大いに参考になった。




 韓流ドラマやその出演者については殆ど知識が無い私であり、「シークレット・ガーデン」についても、どんなドラマであるのか、どういう俳優が演じておられるのかは予備知識が全く無しで視聴を始めた。あとで分かったことだが、以前日本人対象でネット上で行われた「韓流10周年 韓国ドラマ大賞」という企画で、「シークレット・ガーデン」は第9位にランクされており、2013年までに日本で公開されたドラマの中では人気が高かった作品の1つであることが分かった。また、同企画によれば、主演のハ・ジウォンさん、ヒョンビンさんは、女優部門、男優部門のそれぞれ第5位にランクされていた。

 こちらの情報によると、主演女優のハ・ジウォンさんは、2014年、ドラマ「奇皇后」がNHKで放送され、韓国女優としては最多の4作品(今回の「シークレット・ガーデン」を含む)がNHKで放送されることになったという。ちなみに「奇皇后」は、現在、NHK-BSプレミアムで再放送されており、妻に頼まれて毎回録画しているところだが、ハ・ジウォンさんが奇皇后を演じているということは全く気づかなかった。【←歴史物にはあまり興味がわかないので、私自身はこのドラマは視ていない】。

 キャストの中でもうお一人、他の作品に出演されていたのに全く気づかなかったのが、オスカー役のユン・サンヒョンさんであった。上掲のように、1〜2ヶ月前に視ていた君の声が聞こえるでは、ヘソンの同僚国選弁護士「チャ弁」を演じておられたのだが、同一人物であることは、リンク先の出演ドラマ一覧を見るまでは全く気づかなかった。ユン・サンヒョンさんは「ピノキオ」にも出演されているようだが、そちらのドラマに関してはどの場面だったか全く思い出せない。

 もうお一人、新人歌手、作曲家を演じたイ・ジョンソクさんが出演されているが、この方は、「ピノキオ」や「君の声が聞こえる」でお馴染み。とりわけ「君の声が聞こえる」では、ユン・サンヒョンさんとのやりとりをたっぷり味わうことができる。両者が、異なるドラマで異なる役を演じているシーンを比較しながら鑑賞するのもまた楽しみの1つと言えよう。

 このほか、ジュウォンの母を演じるパク・チュングムさんは、「屋根部屋のプリンス」でヨン・テヨンの大叔母、ヨ会長の義妹を演じていたという。言われてみれば同じお顔であることに気づく。ライムの亡父、消防署員を演じたチョン・インギさんは、「ピノキオ」でダルポの父、消防隊長、「匂いを見る少女」で「チョリムの養父、警備員、元刑事」を演じておられたが、これはお顔の特徴ですぐに分かった。中でも今回の「シークレット・ガーデン」が一番の見せ場を演じておられた。それ以外には、神秘ガーデン店主役のキム・ミギョンさんが、過去に視た「ピノキオ」や「トキメキ☆成均館スキャンダル」に出演されていたことが分かった。