じぶん更新日記1997年5月6日開設Copyright(C)長谷川芳典 |
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北九州の到津の森公園周辺をウォーキングしていたところ、「ポイ捨てを街からなくそう犬の糞」という看板が目にとまった。岡大敷地内喫煙ゼロをめざす安全衛生委員活動日誌の執筆者として、「ポイ捨てを街からなくそう」という趣旨には大いに賛成できるのだが、最後の「犬の糞」がどういう意味なのか首をかしげてしまった。「歩行喫煙のうえ所構わず吸い殻を投げ捨てるようなニコチン依存者たちは、糞を垂れ流す犬と同じレベルだ」もしくは、「ポイ捨てするようなニコチン依存者は犬の糞同然である」というなら分からないでもないが、日本語の表現としては不自然。あるいはタバコとは無関係で「犬の糞をポイ捨てするのは止めよう」という意味にもとれるが、看板上部の「火の用心」とは関係なさそう。 念のためネットで検索したところこちらに、「町づくり あなたのきくばり 犬の糞」という別の看板があることが分かった。こちらの自治会に関係がありそうだが、真相は不明。 なお、この看板から少し離れた児童公園脇を通行した時、子どもたちのすぐ横で男性1名が喫煙しており、吸い殻を排水溝に捨てているのを目撃した。この男性は、「少年補導委員」と書かれた紺色の服を着ていた。ニコチン依存は気の毒であるが、子どもたちへの受動喫煙の被害についてもっと自覚してもらいたいものだ。 |
【思ったこと】 170509(火)童謡の歌詞についてのトリビア(ちょうちょう、こいのぼり、ちゃつみ) GW期間の5月6日、BS朝日の、 子どもたちに残したい 美しい日本のうた#3(午前11時〜11時55分) という番組を視た。これにより、子どもの頃に覚えた童謡の歌詞のいくつかを誤解していたことが分かった。 まずは、ちょうちょう。この歌の正式な歌詞は、 ちょうちょう ちょうちょう なのはにとまれ だが、私はこれまで、「なのは」は、「菜の花」の省略形であると思っていた。しかし、ウィキペディアのリンク先に ちょうちょう ちょうちょう 菜の葉にとまれと記されているように、「菜の花」ではなく「菜の葉」が正式であることが分かった。番組では、卵を産み付けるために「菜の葉」に止まったと説明されていた。このことから、ちょうちょうの蝶は、アゲハチョウではなくモンシロチョウであると推定できる。なお、番組では言及されていなかったが、リンク先では、 蝶々 蝶々 菜の葉に止れという野村秋足作詞ほかの歌詞が1947年に改作され、ちょうちょうと関係のない2番以下を排除したと記されていた。 次に驚いたのが、こいのぼり (近藤宮子)の歌詞であった。 やねより たかい こいのぼり私は、鯉のぼりの基本形は、矢車、吹き流し、真鯉、緋鯉、子鯉から構成されており(こちらに岡大こいのぼりの写真あり)、黒い真鯉の下の赤い緋鯉はおかあさん、その下の青い鯉がこどもたちであると思っていた。しかし、歌詞では、「緋鯉はこどもたち」となっていた。かつての家父長制の表れだろうか。 もう1つ、番組では、茶摘みの歌詞の2番前半までが 日和(ひより)つづきの今日このごろをというのどかな雰囲気になっているのに対して、2番後半が、 摘めよ摘め摘め摘まねばならぬと、突然、生産性向上の内容に変わっている点についても言及があった。番組によれば、この歌が登場した当時、お茶の葉は、生糸につぐ重要な輸出品であったという。(こちらに資料あり。) なお、童謡については以下の過去日記にも関連記事あり。
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