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岡山県南部では6月10日の梅雨入り発表以来6月14日まで5日連続で雨が降っており、6月13日夕刻にはとうとう大雨警報が発出された。写真は、発出直後の雲の様子。今年の梅雨は、梅雨入り直後から梅雨前線が本州付近に停滞し、特に山陰地方が大雨となっている。6月11日の日記にも書いたように、どうやら、「新しい気候様式」の時代に入ったようである。 |
【連載】又吉直樹のヘウレーカ!「ヘウレーカ流新型コロナウイルス 正しく怖がる!」(2)いろいろなウイルス 昨日に続いて、6月3日放送の又吉直樹のヘウレーカ!、 ●「ヘウレーカ流新型コロナウイルス 正しく怖がる!」 についての感想と考察。 さて、いきなり脱線するが、6月13日の朝5時台の、NHK「こころの時代で、 ●「敵対と共生のはざまで」 という放送があった。半世紀以上にわたりウイルス研究と感染症対策にたずさわってきた山内一也先生(88)がウイルスと人類の関係について解説、番組後半しか視られなかったが、山内先生は、
以上を踏まえて元のヘウレーカに戻るが、ヘウレーカの番組では、ウイルスの種類について、まず、DNAウイルスとRNAウイルスに大別されると説明された。ウィキペディアのリンク先に基づいて、もう少し詳しくまとめると、
番組ではもう1つの分類として、カプシドの外側に脂肪膜(エンベロープ)があるタイプ(エンベロープウイルス)と、脂肪膜の無い(ノンエンベロープウイルス)があると説明された。ウィキペディアによると、この2通りと、上掲のDNAウイルスとRNAウイルスの2通りは独立しており、2×2の4通りが存在するようである。 エンベロープはアルコール消毒や石けんで破られやすい。今回の新型コロナウイルスはエンベロープウイルスであるゆえ、手洗いが推奨されているという。であるとすると、水だけで手洗いするのと、石けんで手洗いすることでは感染防止効果がまるで違ってくるはず。私のような高齢者の場合、石けんを使うと手が荒れるのが気になるところだが、せめてアルコール消毒は励行したいと思う。 ちなみにウィキペディアのリンク先によると、人間に悪影響を与えるウイルスの大部分はエンベロープを持つウイルスであるようだが、アデノウイルス、ポリオウイルス、A型肝炎ウイルス、ノロウイルスなどはエンベロープを持たないウイルスに分類されていた。そう言えば、ノロウイルスにはエタノール消毒は無効だと聞いたことがある。確かに、エンベロープが無いウイルスには、エンベロープを破るような消毒では効果は無さそうだ。ネットで検索したところこちらに、 エンベロープと呼ばれる脂溶性の外膜を持つものと持たないものがあり、エンベロープの有無が消毒薬抵抗性に大きく関与する。エンベロープを有するウイルスはおおむね消毒薬感受性が良好であり、エンベロープを有しないウイルスは消毒薬抵抗性が強い。ただし、エンベロープを有しないウイルスの中でも、親油性のアデノウイルス、ロタウイルスなどは比較的消毒薬抵抗性が弱い。と解説されていた。 次回に続く。 |