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11月9日の日記に用水路に映るウキツリボク(チロリアンランプ、アブチロン)の写真を掲載したが、その後、紅葉した落葉やウキツリボクの花びらがさらに溜まり、印象派風の絵画から現代アート風の絵画に変わってきたように見える。なお、それぞれの日の画像は、上下を反転している。 |
【連載】「新型コロナ感染7段階モデル」で第3波に備える(3)インフルエンザとのウイルス干渉の可能性 昨日に続いて、11月12日配信の、 新型コロナ「7段階モデル」で今冬の流行を予測(大崎明子 : 東洋経済 解説部コラムニスト) についての感想と考察。 まず11月19日の現状であるが、
ということで、感染確認者が過去最悪レベルで増加している。しかし、小池都知事が言及しておられたように、東京都では検査数も過去最多となっており、サンプルが増えたり、検査方法や陽性判定基準が変われば、結果として陽性確認者も増える。なので、陽性確認者だけで感染拡大かどうかを論じるのは科学的な議論とは言えないところがある。あと、重症者数の把握も重要だが、重症者数は、患者さんが完治して退院されることで減る場合もある一方、治療の甲斐無くお亡くなりになった場合にも減る。なので、当日の重症者の増減をみただけでは、感染拡大が深刻化しているかどうかは分からない面がある。 さて、元の話題に戻るが、記事の6頁目では、季節性のインフルエンザなどとのウイルス干渉の可能性が取り上げられていた。ここでいうウイルス干渉とは「1つのウイルスに感染すると自然免疫が誘導されて、ほかのウイルスには感染しづらくなる現象」であり、少し前、NHKの番組でも、宮坂先生がその可能性をしてきておられた【但し、インフルエンザワクチンの予防接種が新型コロナにも効くのかという議論の中での話】。 高橋泰先生は、ウイルス干渉が起こると予想しており、 冬に例年どおりにインフルエンザが流行すれば、一時期は新型コロナと併存しても、まもなく新型コロナは姿を消していく。逆に新型コロナのほうが強く出ると、インフルエンザのほうがまったく現われない可能性がある。と述べておられた。 ま、ウイルス干渉がじっさいには起こらなかったとしても、インフルエンザが流行すれば、それに罹った人は外出できなくなるし、人々はインフルエンザ予防のためにも自主的に三密を避けるようになるだろうから、結果として、新型コロナの感染が広がりにくくなるということもあるだろう。 とはいえ、インフルエンザは新型コロナ以上に致死率が高く、ウイルス干渉期待などと呑気なことは言っていられない。少なくともこの先春までの間は、新型コロナばかりでなく、インフルエンザの感染状況についても同じレベルで現状を報道してもらいたいところだ。 不定期ながら次回に続く。 |