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1月3日の日記でNHK岡山のオンラインニュースの見出しが「大原実術間が元日に開館」と誤変換されていたことを指摘したところであるが、実は私自身の年賀状画像にも誤変換があることに、今頃になって気づいた。 過去の記録をチェックしたところ、2019年の年賀状画像では正しく変換されていたが、2020年の賀状の際に誤変換、2021年はそれを上書きしたため、2年連続で誤変換となってしまった。 もっとも、印刷された年賀状の場合、手書きのメッセージには目を通すものの、印刷された文字部分などはいちいち読まれないらしく、親戚・知人からの誤変換の指摘は全く無かった。なお私個人は、以前より葉書媒体の年賀状交換を辞退しており、定年退職後は、先方から賀状が送られてきても返事を出さないことにしている。 |
【小さな話題】最近観たドラマ、映画 【12月30日放送】「アーヤと魔女」 1月5日にも取り上げた3DCG作品。3DCG作品としてはよく仕上がっているが、うーむ、何というか、あまり夢が無いし、ワクワクドキドキの体験が描かれているわけでもなかった。ベラ・ヤーガとマンドレークが善人なのか悪人なのかイマイチ分からなかった。話の終わりのあたりでは、両人ともアーヤの言うことをきくようになるが、これが単に魔法のせいなのか、アーヤに何かをしてもらったことで態度が変わったのかもよく分からなかった。一般的に、ドラマでは、何かの出来事や行動を契機に人間関係が好転するというストーリーのほうが感動的な展開になると思う。 このほか、アーヤと母親の関係もどうなったのかよく分からない。冒頭のシーンからみると、何だか育児放棄をしたダメな母親のように見えるが、ラストでのこのこアーヤのクリスマスパーティーにやってきて、それでメデタシメデタシになるとも思えない。 夕食時などに録画再生で少しずつ観ていたため見落としがあるのかもしれないが、なんだかよく分からない展開であった。 【1月6日放送】80デイズ 以前テレビで放送されたことがあったが【たぶん2008年5月1日TV東京系『木曜洋画劇場』】、その時は、部分的に観ただけで、パスパルトゥーが故郷に戻ったあたりのシーンしか記憶に残っていなかった。 リンク先のウィキペディアによれば、この映画(2004年版)は1956年の映画『八十日間世界一周』のリメイク作であるが、評判の高かった1956年版とは対照的に、 最先端のコンピュータグラフィックスを駆使し、世界10か国でのロケを敢行した大作であったが、オリジナルのような評価を得ることはできなかった。逆に第25回ゴールデンラズベリー賞で最低助演男優賞(アーノルド・シュワルツェネッガー)と最低リメイク及び続編賞の2部門でノミネートされた。というように酷評されており、じっさい、制作費$110,000,000に対して興行収入は米国内で$24,008,137、国外で$72,178,895というように大幅な赤字を出したようであった。 ちなみに1956年版のほうは、ちょうど本日1月7日の午後に、NHK-BSで放送される。私の手元にはVHS時代のダビングが残っているが画質が悪く、今回のBSで再度録画・ダビングをする予定。 さて、ジャッキー・チェン出演の2004年版であるが、部分的には面白いシーンもあるものの、ストーリー展開としては盛り上がりにかけ、「最低リメイク賞」を受賞しただけのことはあるとは思った。リメイクといっても、主人公、旅行ルート、同行者は全く別物であり、リメイクに依拠しない新しい映画として位置づけてもよいのだが、その場合、「八十日間世界一周」という設定ではどうしても長時間のだらだらとしたストーリーになりがちで、原作から外れた展開は難しい。そういう点ではロマンシング・ストーンやインディ・ジョーンズ シリーズのほうが遙かに優れていたように思われる。 なお、旅行好きの私としては、この八十日間一周旅行がどういうルートを辿るのかが気になるところだが、今回の2004年版は、 イギリス→フランス→トルコ→中国(なぜか万里の長城を含む)→アメリカ となっていて、原作をかなり逸脱していた。 1956年版のほうは、私の記憶では、 イギリス→フランス→スペイン→スエズ運河→インド→香港→横浜→アメリカ となっていて原作にかなり忠実であったように思う。もっとも、『国際版 少年少女世界文学全集9』に収録されている『八十日間世界一周』では、フランスで気球に乗ってアルプス越えするシーンは省略?されている。死ぬまでには、一度、原作、といっても日本語または英語翻訳版でもともとのルートや出来事を確認したいとは思っている。 |