Copyright(C)長谷川芳典 |
|
気象台は7月13日、中国地方が梅雨明けしたとみられると発表したが、上空に寒気が残っている影響で、岡山県内には雷雲が押し寄せ、17時台には7ミリの降水を記録した。写真は雷雲接近時のレーダー【写真上】と、雲の様子【写真下】。 雨雲が通過したあとはよく晴れ、西の空に月齢3.3の月と金星が輝いていた。昨日も述べたように、この日の16時7分に金星と火星が0°30′まで接近。双眼鏡では金星の左下に火星が見えていたが、デジカメでの撮影【写真下】は困難であった。 |
【連載】ヒューマニエンス 「“睡眠” ヒトは眠りで進化した?」 その1 睡眠の長さと知性 6月24日に放送されたNHKヒューマニエンス、 ●「“睡眠” ヒトは眠りで進化した?」 についての備忘録と感想。 ちなみに、私の方で把握している過去の放送リストは以下の通り【[※]をつけたエピソードについてはこちらの連載で感想・考察を掲載済み】。
さて、今回取り上げる「睡眠」についての回は、前半ではレム睡眠とノンレム睡眠の特徴や役割、後半では夢の話題が取り上げられていた。このうち後半の夢については、昨年8月16日に初回放送された、 ●サイエンスZERO:「最新リポート!“夢”の科学」 とほぼ同じ内容であり、登場された先生方も殆ど重複していた。またノンレム睡眠時での脳の活動については、ヒューマニエンスの「“天才” ひらめきのミステリー」の回でも一部言及されていたと記憶している。ということで、私にとっては、今回は、過去番組で得た知識の復習版になっており、理解しやすい内容になっていた。 さて番組ではまず、出演者の睡眠時間についての言及があった。MCの織田さんも、藤井彩子さんも、ゲストのいとうせいこうさんも、皆、8〜9時間とたっぷり睡眠をとっておられることが判明した。私自身も、ふだんは21時までには就寝し、朝は5時頃に自然に目が覚めており、7〜8時間の睡眠時間を確保している。それでも昼食後にうたた寝をすることがあり、何とかならないものかと対策を考えているところだがうまくいかない。いっそのこと昼寝をすればいいのだが、そうすると夜の寝付きが悪くなる。コーヒーやお茶にも敏感であり、帰省先などで昼にコーヒーを飲むとその日の夜は寝付きが悪くなる。その割に、コーヒーを飲んだ直後は眠くなったりする。もっとも、規則的な生活を続けている限りにおいては、不眠で悩むことはない。 出演された上田泰己先生(東京大学)によれば、「まとめて長く眠るには才能が必要」と言っておられたが、私は、才能よりはむしろ、規則的な生活こそが質の高い睡眠を確保できるのではないかと考えている。もっとも上田先生が言われたように、「人が知性を発達させたのは睡眠を長くとれたからかもしれない」という面はあると思う。睡眠は必ずしも脳を休めるためではない。 次回に続く。 |