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7月27日の岡山は蒸し暑い1日となったが、18時過ぎに雷雲が通過し、合計3.0ミリの雨量を記録した。写真は19時40分頃の西の空の様子で、西の空に雲の切れ目が現れていた。 通常、雷雨のあとは涼しくなるはずだが、この日は2℃のほど低下はあったものの26℃台よりは下がらず、朝の最低気温は26.5℃の熱帯夜となった。 |
【連載】チコちゃんに叱られる!(番外編)チコちゃんの笑いの構造とトンデモ化 昨日までの日記で、「夏休みの宿題がギリギリになるのはなぜ?」についての胡散臭い説明と、検証を行わずにそれを無批判に放送したNHKの姿勢を批判した。 このことで、ネット検索をしていたところ、10日ほど前に執筆された、 ●防災無線のチャイム(「街頭時報」)は何のため?NHK番組『チコちゃんに叱られる』の誤謬を指摘する。【2022.7.17.】 という記事が見つかった。 対象となったのは、2022年6月24日に初回放送された、 ●なんで夕方になると街にメロディーが流れる? という話題であった。放送では、「防災無線のテストをしているから」が正解であるとされた。防災無線は1978年から設置・運用が開始されており、そのテストとして毎日メロディが流されている。但し曲目や放送時刻は自治体によってマチマチであると説明されていたが、リンク先によれば、確かに防災行政無線のテストとして始まった自治体もあるが、「時報のメロディー」として、あるいは「児童帰宅促進」を目的としたものもあり、チコちゃんで正解とされた説だけに集約することはできないという。またこの回に出演された解説者は、防災教育の専門家ではあるが、防災政策史の専門家ではない、とも指摘されていた。 ま、この回に限らないが、チコちゃんの番組では、諸説の中で最も意外性が高く、視聴者に面白がられそうな説を「正解」と決めつけた上で、寸劇を取り入れたりして娯楽性を高めている傾向が顕著になっている。いちおう小さな字幕で「諸説あります」と断っている場合もあるが、これを視た子どもたちが「諸説」を無視して、「チコちゃんでこう言っていたから正しい」という思考停止に陥らないかどうか、気になるところでもある。 また、今回取り上げた「博士 元東大病院医師」もそうだが、放送に登場する解説者の中には、当該の疑問には直接関係の無さそうな研究者、あるいは実質芸能人(←本をたくさん売ったりTVに出演するをメインの収入源としている自称研究者)も少なからず含まれており、肩書きだけで権威付けしている向きもある。 元のリンク先では、知識は一筋縄ではいかないとした上で、この番組が、 ●因果関係を矮小化し、矮小化した因果のみを回答として回答者にパワハラを行う という笑いの構造となっていることも指摘されていた。このことについては番組が始まった頃から、
ま、私自身は、この番組を娯楽番組としてではなく、雑学的知識を収集するためのツールとして視聴している。なので、出演者どうしの掛け合いとか寸劇などが面白いかどうかにはあまり興味は無い。また芸能界にも興味が無いため、毎回出演する芸能人のうちの9割前後は、名前もお顔も存じ上げない人たちばかりである。 私自身の視聴方針は、取り上げられた話題についてどのような説明がなされているか、それは妥当な説明と言えるのかどうか、について考察し、必要に応じてツッコミを入れることにある。今後も、検証不足であったり、トンデモ理論を吹聴するような内容があった時は、そのつど批判していきたいと思っている。 |