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9月25日の日の出。秋分の日が過ぎて、方位が少しずつ南寄りになってきた。 |
【小さな話題】人生最後の海外登山と、海外ツアー参加に必要な諸条件 3年ぶりの海外ツアーから戻ってきた。 今回の行き先はモロッコであり、メインの目的はツブカル山(4167m)。他に、マラケシュ、要塞都市アイト・ベン・ハドゥ、サハラ砂漠の入口、フェズの旧市街等を観光した。 ツブカル山の登山ツアーは、2005年6月17日や、2013年2月23日の日記で旅行先として候補に挙げたことがあった。これまで先延ばししていたのは、
ということで今回、やっとのことで参加を申し込んだ次第だが、古希を翌月に控えた私にとってはそろそろ体力的な限界があり、これをもって海外登山ツアーは最後にしようかと考えていた。このツアーは、山小屋に連泊して登頂を目ざすもので、
一般に、持ち合わせている体力を100%であると考えると、安全な登山では登りに30%、下りに20%程度を消費し、残り50%位は余力として残しておくことが望ましいように思われるが、今回は、登りで60%、下りで40%というようにほぼ体力を使い果たした。 今回のツブカル山以外にもまだまだ登ってみたい山はいくつかあるが、今回を通じて、主として体力的な面から、これが「人生最後の海外登山」であると実感することができた。 なお、海外登山はこれをもって打ち止めにしたいと思っているが、それ以外のツアー、例えば、
ところで、この種のツアーに参加するためには、他にもいくつか満たすべき条件があるように思う、思いつくままに挙げてみると、
1.の「睡眠調整力」は、時差が6時間を超えると起こりやすくなるもので、眠気が残ったり、夜に眠れなくなったりすると1日の行動全般に悪影響を与える恐れがあるが、今回は2〜3日でほぼ適応できた。 2.は食事の取り方に関するもので、今回の場合、関空からドバイまでで2回、ドバイからカサブランカまでで2回の機内食が提供されたたため、モロッコ1日目の昼食、夕食は殆ど口に入らなかった。2日目以降はほぼ適応できた。 3.は、トイレ休憩時にちゃんとオシッコができることであり、ツアーではかなり重要。これがうまく行かないと、専用バス乗車中に尿意を催したりして大変なことになるが、今回のツアーでは非常にうまくコントロールができた。 4.は、下痢や便秘にならないための調整であるが、今回のツアーでは全く問題が無かった。 5.は、飛行機に搭乗中の対応であり、今回は窓際席ばかりを希望したため、かなり窮屈に感じた。 6.の集団への適応力というのは、他の参加者との適度な交流であり、「能動的な孤立」を好む私にとっては、毎回、かなりの難題となる。登山ツアーでは、毎回の食事の時などに会話が弾むことが多いようだが、それらの話題に合わせるのはかなり面倒でくたびれる。といって1人だけ黙食というわけにもいかない。 ま、まだまだ体力が残っていたとしても、上記1.〜6.にうまく適応できなくなった時にはもはや旅行に出かけることはあるまいと思う。 なお、今回のモロッコのアルバムは、近日中に楽天版のほうで掲載を開始する予定。 |