じぶん更新日記・隠居の日々
1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典



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 日の出の方位が北側(左側)に移動し、備前富士(芥子山)の山頂から太陽が昇る「ダイヤモンド備前富士現象」(←長谷川が勝手に命名)がもうすぐ見られる時期になってきた。
 気象情報によると、2月22日までは晴れ、2月23日から25日は曇か雨という予報になっているので、今季の観望チャンスは残り2日となりそうだ。なお、「ダイヤモンド備前富士現象」が見られる場所は日の出の方位と備前富士の位置関係によって決まるので、場所にこだわらなければ一年中、岡山市内のどこかの場所で見られるはずだ。


2023年2月20日(月)



【連載】チコちゃんに叱られる! 「ブレイクダンスのブレイク」と「brake、break」談義/「家紋」

 昨日に続いて、2月17日(金)に初回放送【岡山では別番組放送のため初回は翌日土曜日】された表記の番組についての感想・考察。本日は、
  1. 写真にうつった自分の顔が気にくわないのはなぜ?
  2. ブレイクダンスの「ブレイク」ってなに?
  3. 家紋はなんのためにある?

という3つの話題のうち2.と3.について考察する。

 まず2.のブレイクダンスだが、そもそも私自身はニュースなどでのトピックとしてブレイクダンスの実演や練習に励む様子を紹介された程度のことしか知らないので、「ブレイクダンスのブレイクってなに?」という疑問自体が意味を持っていない。「不思議数の不思議ってなに?」という疑問が数学に興味を持たない人にとって意味をなさないのと同様である。
 もっとも、少し前に、一番年上の孫がダンス教室で踊っている動画を見たことがあった。男の子なのにダンスを習うというのは違和感があったが、最近では、男の子にとって、ダンス教室は水泳教室や野球教室と同じように人気があるらしい。但し、孫が踊っているダンスはブレイクダンスとは異なるようだ。
 でもって、「ブレイク」の意味だが、放送によれば、ブレイクダンスとは、「曲の1番と2番の間」であり、ボーカルのない間奏の部分で踊ること。ブレイクには「壊す」という意味があるが、ここでは「休憩・休止」の意味で用いられている。
 そもそもブレイクという英単語には、車のブレーキという意味のbrakeと、「バラバラにする」、「壊す」、「中断する」などの意味をもつbreakがある。後者のbreakはいろいろな意味があるが、イメージとしては「分断する」ことでバラバラになったり、続いていたものが中断されるという意味に包括できるようだ。なお、「brakeage」も「breakage」も同じ発音になるが、前者は「制動作用、制御装置」、後者は「破損、破壊」などの意味がありややこしい、「制御装置の破損」のことを「breakage of brakeage」と表現できるのかと疑問に思い、ChatGPTに尋ねてみたところ、

英語表現についての質問です。「制御装置の破損」のことを英語で「breakage of brakeage」と表すことはできますか?
【AI】「breakage of brakeage」という表現は、英語として正しい表現ではありません。正しい表現としては、「breakdown of the control device」という表現があります。ただし、具体的な文脈によっては、より適切な表現がある場合があります。例えば、自動車の場合は「failure of the control system」や「malfunction of the control mechanism」という表現が適切かもしれません。
breakage と brakeageは同じ発音ですが、英語話者が聞き違えて誤解することはないのでしょうか?
【AI】「breakage」と「brakeage」は、発音は似ていますが、意味が異なるため、一般的には聞き違えることはありません。ただし、特定の文脈で使用された場合には、誤解を招く可能性があります。例えば、自動車関連の文脈で「brakeage」という単語を使用した場合、英語話者は「brake」と誤解する可能性があるため、正確な用語を使用することが重要です。また、特定の業界や分野において、一般的に使用されている用語がある場合があるため、その分野で一般的な用語を使用することが望ましい場合もあります。

といった回答をいただいた。




 元の放送内容に戻って、次の家紋の話題であるが、放送では「自分より偉い人に道を譲るため」と説明された。家紋はもともと、平安時代に由来している。平安時代の貴族の間では、牛車などですれ違った時に目上の貴族に道を譲るという路頭礼のしきたりがあった。牛車にはすだれがかかっていて誰が乗っているのかわからなかったため独自のマークをつけたのが家紋の始まりであるという。この目的だけで言えば牛車に名前を書いても区別可能のように思われるが、この時代には文字が読めない人も多かったので家紋の方が有用であったようだ。
 その後、鎌倉時代には武士が使い敵味方を判断した。江戸時代には家の格や役職や立場によって礼儀作法が複雑になり、家紋を手がかりにして適切な礼儀を示すことができた。一般庶民が家紋をつけることは特に禁止されていなかったので一般庶民にも広まった。現在では家紋は、お墓や着物として残されている。
 放送では、全国的に多い家紋3選として、1つめは藤原家の子孫が使った「藤」。2つめは神様に由来する「柏」。3つめは「木瓜」。また五七桐には天皇家に認められた証しの意味があり、豊臣秀吉の家紋や、総理大臣の会見場の台にも設置されている。

 ちなみに、我が家の家紋は「丸に三つ柏」であり、仏壇と、先祖代々の墓に刻まれている。この家紋はもともと祖父の実家から受け継がれてきたようであるが、それ以上のことは分からない。私自身の結婚式の時に和服で記念写真を撮る機会があったが、貸衣装の家紋は「丸に違い鷹の羽」がデフォルトになっており、別の家紋を縫い付けるには当時の物価で1500円だったか2500円だったか忘れたが追加料金がかかるという話であった。私はケチって「丸に違い鷹の羽」のままで撮影したが、祖父はそのことに気づいて残念がっていた。ま、デジタル化した写真であれば、家紋部分を貼り替えるなどは朝飯前の作業であるが。

 次回に続く。