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昨日の日記にカスピ海の写真を掲載したが、当日の夕食後に、私一人だけ徒歩でもう一度カスピ海の波打ち際までウォーキングに出かけた。 ホテルからカスピ海の海岸までは最短距離では10分程度で行くことができたが、付近のマップを閲覧したところ、海岸線がほぼ東西方向になっていて、その場所に行っても夕日は水平線ではなく陸地側の半島に遮られてしまうことが判明した。 そこで、半島の向こう側にある『Sunset view point』まで片道45分ほどかけて歩くことにした【マップの緑線。色の点線はGoogleの推奨経路であるが細い道を何度か曲がるコースのため迷う恐れがあり、やや遠回りになるが大通りと遊園地脇を通って無事に目的地に到達した。 日本時間で、ホテルを出発したのは23寺50分頃、ビューポイントに到着したのは24寺45分頃、ホテルに戻ったのは25時50分頃であった。当日の日没時刻は日本時間で24時58分頃、現地では4時間の時差があるので20時58分頃であった。但し日本の経度(東経135度)、アクタウの経度は東経51度なので経度の差は84度となる。15度につき1時間の時差があるので、南中時刻が正午になるように時差を修正すると5時間半、つまり正午に南中になるように設定した現地時間では19時半頃の日没といってよいようだ。 カスピ海に沈む夕日といっても、波の様子や岩の形は二見浦と変わらないように見えたが【但し二見浦は日の出風景】、カスピ海の夕日を見物できる機会というのは滅多に無いため、貴重な経験となった。 |
【連載】ブラタモリ「屋久島と種子島」(3) 昨日に続いてNHK「ブラタモリの、
前回の屋久島の回で屋久杉をメインテーマとした大自然や地形が取り上げられていた、種子島の回ではもっぱら人工的な施設や道具に焦点があてられていた。具体的には、種子島宇宙センターと鉄砲伝来の話題であったが、放送を通じていずれも地球のチカラが関係しているということがよく分かった。 最初に紹介されたのは宇宙センター。この場所がロケット打ち上げの基地に選ばれたのは、赤道に近く遠心力ができるためと説明された。また、ロケットは東の方向に打ち上げられるため、東に海があることも重要であるとされた。 このほか私が思いついた点としては、島であるため、大型の部品を船で直接運べること【内陸部であると大型トラックで運搬する必要がある】、航空路線に支障がないこと【本州と沖縄を結ぶ路線は種子島の西を通れる】打ち上げが失敗しても他国の領土に落下する恐れが無いこと、などが挙げられるのではないかと思う。なお、広大な敷地は、特定期間以外は一般にも開放されているという。 放送では続いて種子島の地形が紹介された。地元で『大門の峯(おおかどのみね)』と呼ばれている崖は堆積岩の地層から構成されている。種子島の標高はいちばん高いところでも282mで、屋久島の1936mとは大きく異なる。6月8日にも言及したように、口永良部島、屋久島、種子島が異なるタイプになっているのは地下のプレートの深さの違いに依存している。 種子島の海岸には珊瑚礁が点在している。珊瑚礁が作られるエリアとしては北に位置している。これをもたらしたのは黒潮であった。また黒潮を利用した南の島との交流より独自の文化が形成された。発掘調査によれば、当時は権力者は存在せずみな平等に埋葬されていた。またシャーマンのような存在がこの地域を引っ張っていたと推測された。その後、米がたくさん採れたことから、奈良に都を置く政権の支配下に置かれるようになった。 次回に続く。 |