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今年のクリスマスグッズ。妻が毎年飾り付けているが、年々新しい物が増えているようだ。2000年12月25日の写真にあったグッズはどこに行ったのだろうか? |
【連載】ヒューマニエンス「“植物” 支配者は周りを動かす」(4)ヒトはイネに利用されている? 昨日に続いて、12月11日に初回放送された、NHK『ヒューマニエンス』、 ●「“植物” 支配者は周りを動かす」 についてのメモと感想。 放送では次に「植物は生態系をコントロールする」という話題が取り上げられた。植物はみずからの生育範囲を広げるため周りの生き物を動かしている。
スタジオで紹介された野生イネには芒(のげ)がついており、そこに力が加わると脱粒しやすいという特徴がある。ちなみに野生イネは東南アジアやインドなどで自生しているが日本には生えていないという。 広大な水田地帯を見れば分かるように、イネはヒトの力を借りて生育範囲を広げているが、見方を変えれば「イネは変異することでヒトをあやつり、生育範囲を拡大した」と言えないこともない。 ここでいったん私の感想・考察を述べさせていただくが、果実の色と霊長類の色覚発達の関係はおそらくその通りであろうとは思う。もっとも、果実の中にはミカン、ビワ、バナナ、パパイヤなどのように黄色い果実もあれば、ブドウのように紫色(品種によっては緑色)のものもあり、赤い色が目立つような色覚の発達が直ちに有利に働いたとは言えないように思われる。このほか、赤色は威嚇や性的アピールにも使われる場合があり、摂食行動だけで利用されているわけではない。 また、霊長類が果物を食べる際、硬い種子はその場で捨てられる場合も少なくない。実がなっていた場所の近くに種が捨てられてしまえば、生育範囲はあまり広がらないように思われる。 ヒトとイネの関係もなかなか興味深いところだが、それを言うならば、ソメイヨシノ、コスモス、モミジなどを含めてあらゆる園芸植物は、ヒトを利用して生育範囲を広げたと言えないこともない。さらには、イヌやネコも、人に可愛がられる形や習性を身につけることで地球上で繁殖していったと言うこともできる。そう言えば、スキナーボックスに関わるジョークでも、スキナーボックスに入れられたネズミは動物心理学者を条件づけしているというものがあった。馬やロバやラクダは家畜化できたが、シマウマやキリンはできなかったというのも同様。何が何を操っているのかというのは結局のところは相互強化を前提としており、それが成り立つかどうかというだけの話に過ぎないという気もする。 次回に続く。 |