じぶん更新日記・隠居の日々
1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典



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 2024年1月1日の朝はよく晴れて、初日の出を眺めることができた。日の出の数分前(7時17分頃)、東の空に彗星型の飛行機雲が見えていた。元日のこんな早い時刻にどこからどこへ行くのだろうと思ったが、大阪・伊丹空港の出発時刻を調べたところ、
  • 7:05 福岡行き(ANA、JAL)
  • 7:05 鹿児島行き(JAL)
  • 7:05 宮崎行き(JAL)
  • 7:10 熊本行き(ANA)
  • 7:10 鹿児島行き(ANA)
というように早朝から多数の便が出ていることが分かった。もっとも、ふだん、日の出の時間帯には今回のような彗星型の飛行機雲を目撃したことは無かった。元日に限って特別の航路を通ったのか、あるいはこの日の特別の気象条件によるものなのかは不明。



2024年1月1日(月)




【小さな話題】新年の所感

 Web日記書きの端くれとして今年もまずは新年の所感を述べたいと思う。とはいえ、(毎年同じことを書いているが)老い先がますます短くなってきたいま、これといった夢とか目標のようなものはない。日々、「じぶん更新」の中で喜びに接していくだけのことだ。

 ところで、このところ毎年、「じぶん更新」とは何か?について考察しているところであるが【昨年はこちら、一昨年はこちら】、最近はどうやら『自分更新』とか『自己更新』という言葉が一般概念として定着しつつあるように見受けられる。じっさい、先日、ChatGPTで「じぶん更新日記について教えてください」と尋ねたところ、以下のような回答をいただいた。
「じぶん更新日記」という表現が特定の文脈やサービスを指している場合があるかもしれませんが、一般的な意味での「自分更新日記」についてお伝えします。
自己更新日記は、個人が自分の成長や経験、感情などを日々記録し、振り返るための手段です。以下に、自己更新日記を書く際のいくつかのポイントを挙げてみましょう。
  1. 定期的な書き込み: 日記は続けることが重要です。毎日書くか、週一や月一など、自分のライフスタイルに合わせた頻度で書き込むことが良いでしょう。
  2. 率直な感情の表現: 自己更新日記は自分自身と向き合う場所です。素直な感情や考えを書き留めましょう。成功や喜び、失敗や悲しみなど、どんな感情も大切に記録していくことが成長につながります。
  3. 目標の設定と進捗の追跡: 将来の目標や現在の課題について書き込み、進捗を追跡することで、自己管理がしやすくなります。目標を意識的に設定し、達成に向けた努力を書き留めましょう。
  4. 感謝の意識: 毎日の中で感謝すべきことを挙げることで、ポジティブな視点を保つことができます。感謝の意識を高め、幸せな瞬間に焦点を当てましょう。
  5. 振り返りと学び: 過去のエントリーを振り返り、自分の成長や学びを確認することが大切です。同じ過ちを繰り返さないようにするためにも、振り返りは役立ちます。
  6. 写真やイラストの利用: 文字だけでなく、写真やイラストを使って表現することもあります。これにより、より具体的で視覚的な印象を残すことができます。
最も重要なのは、自己更新日記が自分自身のためにあることです。他人に見せることが目的ではなく、自己理解や成長の一環として書き続けることが大切です。
いやはや、これだけの項目をすべて実践するのはなかなかできるものではない。上記の6項目に関して言えば、私の場合は、
  1. 定期的な書き込み →◎ 旅行期間以外はほぼ毎日書き続けている。
  2. 率直な感情の表現 →× Web日記として公開している関係上、感情的な表現は殆ど記していない。もっとも私自身はもともと無感情に近いが。
  3. 目標の設定と進捗の追跡 →× 現役時代はこれを重視していたが、隠居人になってからはそのようなライフスタイルは卒業した。
  4. 感謝の意識 →× 自慢するようなことではないが、私はもともと感謝の意識がゼロ。儀礼的に「ありがとうございます」と挨拶することはあるが真に感謝しているわけではない。極言すれば、人間はしょせん利己的に振る舞う動物であり【但し、進化の結果として、自分よりも集団や子孫の利益を優先することはある】、ほんらい利己的に振る舞ったことがたまたま他者の役に立つ結果を招いた場合に感謝をされるだけのことだ。ま、そうは言っても、要介護状態になると介護士さんに感謝せざるを得ない身の上になるかもしれないが。
  5. 振り返りと学び →◎ 「総括」とか「学び」というほど大げさなものではないが、回想をしたり新しく知ったことや体験したことを記したりしている。
  6. 写真やイラスト →◎ 写真は、楽天版を中心に毎日8枚程度を掲載している。
なお、回答の最後のところに「最も重要なのは、自己更新日記が自分自身のためにあることです。他人に見せることが目的ではなく、自己理解や成長の一環として書き続けることが大切です。」というのは全くその通りであり、他者が読んでくれるかどうかは全く想定していないし、アクセス数もふだんは全くチェックしていない。

 さて、昨年の1月1日には「2つの『じぶん更新』」と称して、
  1. 【成長モード】以前よりすぐれた機能を獲得すること。アップデートやアップグレード。記録更新。
  2. 【現状維持モード】以前と同じ状態をさらに続けること。免許更新、契約更新。
を挙げたところであるが、加齢により、そろそろ第三の『じぶん更新』というモードも考えなければならなくなってきた。これは、

●「以前はできていたことが困難になる」、「行動のレパートリーを縮小せざるを得なくなる」ということを生物学的必然として受け入れ、できなくなった場合には、最善の別のレパートリーに移行する。

という選択である。要するに、「シニアバージョン」、「終活バージョン」への更新ということだ。具体例としては、
  1. 山登りに出かける代わりに、YouTubeや4K番組などで、登山・トレッキングの景色を楽しむ。
  2. じっさいに旅行に出かける代わりに、かつて訪れた場所の写真を整理、回想する。
  3. じっさいに旅行に出かける代わりにVRでRGB型の「冒険」を楽しむ。
  4. 特定の専門分野を体系的に学ぶ代わりに、日常で遭遇する雑学的な問題について考える。
などが挙げられる。とにかく断捨離を進めてシンプルなスローライフに切り替えることが肝要。